何の因果か異世界召喚。集められたのは4人。内3人は高校生で聖剣やら魔法やらの使い手。正に勇者様。
残り一人は27歳サラリーマン、向田剛志(むこうだつよし。後にムコーダと改名)。固有スキルは…ネットスーパー?
意味不明ですが、攻撃能力でも治癒能力でもない事だけは分かります。
国王は「我が国は魔王の攻撃を受けている。救ってください」みたいな事を言い垂れてはますが、貴金属じゃらじゃらの贅沢三昧で危機感ゼロ。
明らかに胡散臭い。
『これは…アカン奴や』
ガキどもは勇者勇者とおだてられてその気になっているが、戦争の捨て駒にされるに決まっている。ましてや勇者でもない自分は…
『あの~…私は勇者じゃないみたいですし、こちらにいては皆さんに迷惑をかけるだけでしょう。召喚された身ではありますが、今後経歴を明かさず地味に暮らして行こうと思います』
高校生とは一味違う27歳サラリーマンのチートスキル「危険回避」発動。
向こうもネットスーパーなんて訳の分からんスキルいらんわと手切れ金(金貨20枚)渡して厄介払い。
スーツは目立つのでこちらの平民服に着替えて安宿で一息。
『さてと…ステイタス・オープン!』
毎度お馴染みのステイタス画面。召喚スキルとして鑑定とアイテムボックス。そして噂の固有スキル「ネットスーパー」。
『いでよ、ネットスーパー』と唱えるも変化なし。ならば文字にタッチしてみたら…。
どどん!と立ち上がった画面は「イオンネットスーパー」!?
『まんまじゃねえか!』
まずは水アタリ防止用の水を…ってサントリー天然水かよ!
課金は画面に直接貨幣入れてチャージ。注文確定、即、いや瞬間到着。
『早!?』
段ボール開けたら今注文したあんぱんと天然水…う~ん、ちょっと待て。
イオンとサントリーは実名なのに、あんぱんは架空のメーカー?
って事はあれか、ヤマザキは協力してくれなかったって事か。
にしても金さえあればどこにいても食料を、いや食料のみならず調理器具、雑貨、薬、なんでも調達する事が出来る。これはまさしく…
「とんでもスキルで異世界放浪メシ/第1話・とんでもスキルは役に立つ」(2023年1月10日深夜テレビ東京放送/松田清演出)
そうと分かればこんな国に長居は無用。まずは国境近くまで移動して隣国へ。
しかし国境は路線閉鎖。聞けば、人口流出による兵士不足を防ぐための国の施策なんだとか。ますますキナ臭い。
馬車がないなら徒歩。しかし、国境には危険な魔物も。ならば勇者に護衛してもらおう。
ギルドでオーダー。移動中の食料こっち持ちでメンバー確保。
出発初日の昼食はサンドイッチとインスタントスープ。これが絶品。大好評。
午後に討伐した巨大イノシシ「レッドボア」の肉はアイテムボックスに入れてお持ち帰り。
晩飯はポトフ。勿論絶賛おかわり合唱。
何故か全員体調上向き。まるでサプリの効能のよう。でもそんなものは…。ちょっと鑑定してみたら…。
何とこちらの人は異世界(地球)の食材を採ると一定時間、体力・魔力の値が増大するらしい。
これは他人に知られたら絶対マズイ事になる!極力食材はこちらの世界のものを。
という訳で、先日捌いたレッドボアの肉で焼肉。味付けは「エバラ焼肉のたれ」。
付け合わせはこっちで見つけたキャベツっぽい野菜の千切り。
ヤバイ。ただでさえ力の入った作画なのに、エバラ焼肉のたれという舌が覚えている味が加わって完全飯テロ。
食べれば当然…。
これはもう味覚の暴力。
『エバラ食品様々ですな』
すげー宣伝効果だな。今夜は焼肉と決めたらかなりの確率でエバラ選ぶぞ。惜しい事したなぁヤマザキ(まあヤマザキはアニメに頼らなくても既に業界制圧していますが)。
このヤマザキの匂いに釣られたフェンリル(北欧神話に登場する巨大な狼…の姿をした怪物)に強制的に従魔の契約を結ばされ、以後食事の世話をしなければならないというご褒美なのか罰ゲームなのか分からないイベントが発生して第1話終了。
今期も異世界物はわんさか登場しておりますが、多分継続視聴するのはこれ1本だと思います。
☜ランキング投票です。うちもエバラだぜ!と言う方はワンポチを。
★本日1月13日は「遺言の意味を考える日」。
相続法の改正で遺言書の方式緩和が施行された2019年(平成31年)1月13日に因みます(「遺(1)言の意味(13)」の語呂合わせでもあります)。
遺言とセットになっているものと言えば「遺産」。
大抵は親族殺戮大会開始の合図(「犬神家の一族」)であったり、できれば相続したくない「恐怖の」遺産であったりするわけですが。
今回は人騒がせな遺産を日本とアメリカからひとつずつ。
★おっとそう言えば本日は本年初の「13金」ではありませんか。折角なので、13金絡みの記事をどどーんと蔵出ししておきます(記事内にリンク張っています)。