デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【大女発進!】艦これ いつかあの海で #6【幼女推参!】

発進(発艦、リフト・オフ、フォースゲート・オープン、Thunderbirds Are Go!、アムロ行きま~す!etc)のシークエンスというのは、誰もが一度は絵にしてみたいもの。

必然性の有無など知ったこっちゃありません。これは言わば「段取りの美学」

大抵はロボットものとか巨大戦艦ものとかのお約束で、等身大の人間、特に女性に対して適用されることはそう多くはありません。

ところが! 妖精さん目線で艦娘を見上げると、一気にスケールが逆転。

完全に巨大ロボットです。


世代によって紐づける映像は異なるでしょうが、これはまさしく「発進準備!」「第1ロックボルト外せ!」「アンビリカル・ブリッジ移動開始」「第2ロックボルト外せ!」「第1拘束具除去」「1番から15番までの安全装置を解除」「内部電源充電完了」「エヴァ初号機射出孔へ」「進路クリア、オールグリーン」「発進準備完了」「発進!」のアレ。


第二水雷戦隊リフトオフ!

「艦これ いつかあの海で/第5話・二水戦|第6話・暗雲」(2022年12月22日|2023年1月19日深夜TOKYO MX放送/三浦和也監督)

1話から3話まで放送して3週お休み(その間、1話~3話再放送)。やっとこさ4話・5話と放送できたと思ったら、再び休憩1ヶ月。

その間に寅から卯に干支が変わってようやく6話。ここから捲るのかと思いきや次回7話の放送は2月12日(日)19:30~(TOKYO MX)っておいおいおい、3週間以上空いた上に曜日も時間も変わっとるやないか。

最早TVシリーズとは呼べません。OVA不定期放送です(最終8話は3月だそうで)。

第5話の「二水戦」もなぁ、作画微妙だわ、大淀が演習観測判定機を発艦させるシーンで画面の右端がズレてるわで突っ込み一杯瑕疵満杯。

5話で朝食中の浜風。お茶碗持つ手の形が微妙にホラー。


まあ、乗りかかった艦隊なので、観ますけどね、終わりまで。

磯風、浜風、雪風と共に龍鳳の護衛の任に就いた時雨。

しかし、作戦開始直前に雪風が機関故障(『お腹が痛ぁ~い!』)。

原因は…みかんの食べ過ぎ!? 「暗雲」とか不穏なサブタイつけてるのに笑かしてどうする?

これって「うぽって」でL85がスプリングが弱いためジャムって腹痛起こした時と似てますよね(え、似てない?)。


龍鳳が輸送するのは劇中では「彗星三三型(金星六二型エンジン搭載の陸上爆撃機)」と説明されていましたが、実際に龍鳳が輸送していたのは「桜花」

輸送と聞いて時雨が顔を曇らせたのはそこいらへんに理由がありそう(艦娘は意識下に史実の記憶が刷り込まれているのかもしれません)。

因みに史実は、時雨はカムラン湾まで船団を護衛し、東南アジアで活動する第二水雷戦隊に合流する計画だった。しかし当初護衛を予定していた軽巡矢矧が乗員訓練を理由に外れ、駆逐艦雪風が機関故障で直前に離脱した。このため護衛の駆逐艦は時雨、浜風、磯風の3隻に減った。船団には台湾まで桜花を輸送する空母龍鳳も同行したです(Wikipedia「時雨」より)。

輸送中に深海棲艦の襲撃を受けますが、間一髪のところで、御蔵・屋代・倉橋・第三〇号海防艦「幼女艦隊」が援軍に。


出撃の大女に援軍の幼女。見事なバランスです。

思わせぶりな山城の置き土産とかまとまりもタメも無い割に挿入歌だけは力業とか文句は一杯ありますが、大女の出撃と幼女の援軍という「絵面」で良しとします。

続きは来月かあ…。

★大女と言えば…

★桜花と言えば…

★ついでに「うぽって」も

 

 

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