『大好きな友達がいるんだ。きっと私とは全然違う進路に進むんだろうなって。だから、あと3年しか…今しかない』
竹刀を手放す。剣道部を辞める。南雲安奈の決心。
その腰に黙って自分の帯を巻いてやる永遠。それは勇気のおまじない。
『私、園田と部活したい! いい?』
4人目の適格…じゃない柔道部員誕生。
「もういっぽん!/第6話・後悔したくないから」(2023年2月12日深夜テレビ東京放送/サトウユーゾー演出)
インターハイ第2回戦中堅戦で対峙した霞ヶ丘高校・天音恵梨佳と氷浦永遠の一戦は激闘の末、一本背負いで永遠が勝利。
硬かったしこりが溶けて流れて。
大将戦はポイントは稼いだものの、技巧派・白石亜実の術中にはまった未知がラスト5秒で1本敗け。3回戦進出は叶いませんでした(個人戦も惜敗)。
でも友達はできました。
剣道部は南雲の活躍もあって全国の切符を入手。
しかし…。
『私、南雲さんが羨ましい。いつも自分の気持ちに正直で。堂々と行動してて…かっこいいから』
永遠の言葉は重さひとしお。
だって、永遠は決して強いとは言えない園田未知と柔道をするために、出会える保証もないのに青葉西高を選んで、その夢を叶えたのだから。
『もう後悔したくなかったから』の想いだけで。
私も、後悔したくない。
南雲の携帯に保存されている幼い頃からの未知との写真。馬鹿な写真ばかりなのにグッときます。
娘に剣道の夢を託していた父も快く後押し(黙って見守っている母もいい)。
剣道部全員に感謝と謝罪の手紙を書いて、いざ柔道部へ。
まずは受け身。ひたすら受け身。大切な時間を無駄にしないための最短距離。
そして遂に道着に袖を通し…
『南雲ちゃん、今日はいよいよ…』
『投げる練習』
『投げられようか』
未知の豪快な一本背負い。
『…気持ち、いいね』
未知に投げられる歓び。投げる方はどうか。教本の手順をきっちりトレスした内股。実践が理論に追いついている。
こいつ本当に神童なのか。
『日浦ぁ、あんたが貸してくれた柔道の教本、ボロボロすぎ。どこの秘伝の書って感じ。付箋と書き込み多すぎ。しかも字ちっちゃすぎ』
『役に立った?』
『立ってない事はないけど、ま、もうちょっと借りといてあげなくもないかな』
その教本は永遠が天音先輩から(そして多分天音さんも別の先輩から)譲り受けた正に一子相伝の秘伝の書。
4人になった柔道部の次の試合は「金鷲旗」(きんしゅうきで変換したら金臭気になりやがった。学習しろWORD)。
毎年7月、福岡で開催される予選無しのオープントーナメント。
南雲にとっては絶好のデビュー戦ですが、いかんせん時期が近すぎる。いかに南雲に天賦の才があったとしても経験値の浅い選手を出すわけには…。
しかも、金鷲旗は1チーム5人(次鋒と副将がいる)。南雲を入れてもひとり足りない。
5人目の存在を仄めかす顧問の夏目。
キャスティング完了まであと少し。
☜ランキング投票です。未知の一本背負いよりも早苗の上四方固めを喰らいたいという方はワンポチを。
★本日2月16日はオダギリジョー(1976~)の誕生日(おめでとうございます!)
この人の前で「クウガ」の話は禁句らしいのですが、どうしてなんでしょうね?(キャメロンの前で「殺人魚フライングキラー」の話をするようなもの?)
今回は昨年話題になったこの監督の作品を新旧セットで。
★本日のTV放送【18:00~BS12】
★さっきちょっと触れたのでついでにこちらも。