『神を信じたのは人間のミスだ。そして人間を作ったのは神のミスだ』
以前《トレホ最新やり逃げ企画》としてご紹介した「BULLETS OF JUSTICE」が、安いにも程があるスットコ邦題で限定公開&ソフト販売&アマプラ配信されておりました。
「プラネット・オブ・ピッグ/豚の惑星」(2019年/ヴァレリー・ミレフ監督)
やりたいことは分からなくもないですが、本編の内容をビタ一文掬っておりません。
第三次世界大戦の最中、大国のどこかが最終兵器として作り上げた豚と人間のハイブリッド(そんなもので戦争に勝てると本気で考えていたのか?)
お約束で豚人間マズルが「人間こそ食料だ!」と叛乱(よく言えばショゴス・リスペクト)。
メンドクセーとばかりに生物兵器散布したら人も豚も生殖能力がなくなって絶滅オープンリーチ(よく言えば「トゥモロー・ワールド」リスペクト)。
唯一の例外(繁殖可能種)が豚の頂点「クイーンピッグ」(よく言えばエイリアンクイーン・リスペクト)。
僅かに生き残った(近い将来死に絶える)人類は地下壕に潜伏してレジスタンス活動を。
伝説のバウンティ・ハンター、ロブ・ジャスティスには秘めた想いがひとつふたつみっつ(多いな…)。
まあ何と言うか「おもちゃ箱をひっくり返して片付けない」(点と点を繋げる気が全く無い)全方位投げっぱなし脚本。
レジスタンスの現場リーダーはフォース使えちゃうし、執事なおっさんはアンドロイドだし、主人公に至ってはテレポートもタイムリープできちゃうしで混沌の坩堝(勿論、理由も経緯も一切語られない)。
ただ、ひとつひとつの描写は結構いい感じなので、お話の整合性とか全部無視できればそれなりに楽しめます。
テレポート失敗して壁にめり込んじゃったので自力脱出しています、の図👇。
一応、全ての事象を一言で片づけられそうな描写が用意されてはいるのですが、逆に「いや、そのオチはないだろ」とも思うので判断は各自お任せって事で。
トレホはロブを拾って育てた墓堀人。適当に良い事言って速攻退場。
ロブは女兵士にとってはご褒美的存在の絶倫野郎ですが、常に頭にあるのは《世界一のケツを持つ敵側の美青年》ラファエルなのでした。
若い時のマイケル・ベックに雰囲気がよく似ています(絶対「ウォリアーズ」意識しているだろ)。
ラファエルの得意技は「おっぴろげジャンプ」。
そして戦闘中もひたすら「おっぴろげ」。
監督は「RE-KILL[リ・キル]対ゾンビ特殊部隊」(2013)撮った人。
カザフスタンとブルガリアの合作です。
★ご参考
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★本日5月21日は29年ぶりの再結成(2023年8月までの期間限定)を果たした男闘呼組のヴォーカル&ギター担当、岡本健一(1969~)の誕生日(おめでとうございます!)
主戦場は舞台のようですが、今回は怪優・桃井と絡んだこちらを。
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