本日6月2日は「ロープの日」。
ワイヤロープ業界の認知度向上と、その安全の啓蒙を目的として、「全国鋼索商業連合会」が制定しました。
日付は「ロ(6)ープ(2)」と読む語呂合わせから(「ロ」は分かりますが「プ」はちょっと苦しい)。
単にロープと言うと「縊首」「絞首」「絞殺」「扼殺」とか割とパーソナルな(ある意味血の通った)使用状況を思い浮かべますが、ワイヤロープになると途端に冷徹な「殺戮の小道具」を連想してしまいます。
「安全の啓蒙」という志から果てしなく遠ざかって行きますが、印象的なワイヤ(ロープ形状に限定しない広義のワイヤ)活用シーンがある作品を並べてみましょう。
ワイヤ一閃、掴み(だけ)はOKと言えばやはりこれ。
「ゴーストシップ」(2002年/スティーヴ・ベック監督)
船上ダンスパーティ会場を一瞬でバラバラ死体の山に変える惨劇の凄まじさ。その後の展開がグダグダでも、このワイヤーワーク(意味がチガウ)だけで記憶に残る作品になりました。
同じく一気呵成な大量首チョンパを成し遂げたのが、
「ゾンビ革命-フアン・オブ・ザ・デッド-」(2011年/アレハンドロ・ブルゲス監督)
車からゾンビ集団の中心部にワイヤの付いた銛を飛ばして、そのままぐるっと一周。
半径部分に渡されたワイヤが次々ゾンビを首ちょんぱ。
「ゴーストシップ」は被害者が人間なので凄惨な光景になりましたが、こちらはゾンビなので軽快かつ呑気。ラテン系グロっと爽やかシーンでした。
ワイヤそのものを凶器にしたのが、
「サスペリア」(1977年/ダリオ・アルジェント監督)
ワイヤの海に嵌った女の子がもがいて絡んで切り裂かれ。
正直、どれくらい悲惨な光景なのかイマイチ伝わってこないのですが、色彩効果と音響効果(サーカムサウンド!)のおかげで、おどろおどろしいシーンにはなっておりました。
邦画からもひとつ。
「オーディション」(2000年/三池崇史監督)
正確にはワイヤロープではなくワイヤチェンソーですが、痛さの伝わり具合は「サスペリア」の比ではありません。
♪きりきりきり~
何でそんなに楽しそうなんだ椎名英姫!?
★作品レビューはこちらから(あー「ゴーストシップはレビュー書いてないわ)。
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