デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【罵倒でトロける】この素晴らしい世界に祝福を!3 #11【億千万の花嫁】

『この女が欲しいなら金を持ってこい! お前にそれが出来るのならな!』

『男に二言はねぇな!? ダクネスが借りた20億…これでダクネスは貰っていくぞ!』


原作では鞄からぶちまける、でしたがアニメでは教会の壺に仕込んでおいて叩きつけるというより「映える」変更がされておりました。

「億千万の花嫁」編クライマックスです。

この素晴らしい世界に祝福を!3/第11話・この変わらない日常に祝福を!」(2024年6月19日TOKYO MX放送/川部真也演出)

悪徳領主アルダープの謀略で花嫁にされてしまったダクネスを挙式当日教会で略奪したカズマ。

『馬鹿な事を!本当に馬鹿な事を!』

『馬鹿馬鹿うるせー!大馬鹿女が!勝手に俺の借金肩代わりしてんじゃねーぞ!お前、俺の女房気取りか? 俺のことが好きならそう言えって言ってんだろ!』

『誰がそんなことを言った!? この大馬鹿者が!』


借金20億エリスを盾にイキり返る領主に向かって現金(原作表記だと1枚百万のエリス魔銀貨で二千枚)ぶちまけてダクネス買取宣言。同時に参列者が現金に群がって式場大パニック。

『もうお前に拒否権はねぇんだよ!いいか!これからは散々酷使してやる!おれがはたいた金の分、体で払ってもらうから覚悟しとけよ! 分かったかこのド変態クルセイダーが!分かったら返事をしろー!』

『は…はい!』


そのまま全身トロけて座り込んでしまうダクネス。まさかのクリティカル・ヒット。

自力歩行不能になったダクネスをお姫様抱っこして走るカズマ。

『ま、まさか体で払うとは! しかもお姫様抱っこ!』

涎垂らして呆けているドM花嫁。

『おい、いい加減自分で走れ!お前筋肉ついてるから地味に重いんだよ!』

『重いとか言うなぁ!』

この一言で吹っ切れたダクネス、ドレス引き裂きベール投げ捨て衛兵の波に突っ込んでダブルアイアンクロー。


教会出口は眼の前ですが、ここに巨人さんが立ちふさがって挟み撃ち状態。状況打開の掛け声は…。

『ライト・オブ・セイバー!(←語尾がいつもより長い)

崩れ落ちる教会壁の下敷きになる巨人さん。穿たれた穴から顔を出したのはゆんゆん。そしてめぐみん

『悪い魔法使いが来ましたよ。本能に従い、花嫁をさらいに来ました!』

その手に持った杖の先はさながらでっかい線香花火。「辛抱堪らん!」とばかりに火花光輪がパチパチと。

(街中で爆裂魔法を仕込んで来やがった!)


一足先にダクネスを拉致っているカズマを見て満足そうに微笑むめぐみんとビビりまくる衛兵と参列者。


『ハッタリに決まっている!こんな所で撃てばどうなるか。さっさと取り押さえろ!』

『ほう。この私が怖気づくと?爆裂魔法を撃つ事を怖気づくと? いいでしょういいでしょう。その挑戦受けて立ちましょう!』

紅魔族を煽ってはいけません。見せ場を前に引くなど末代までの恥さらし。


アルダープの援軍が到着した所でめぐみん限界。

『そろそろ維持するのも限界が…。もう、撃ってもいいですか!? 撃っちゃってもいいですかぁ!?』

上空に描かれた文様はこの世の終りのプレリュード。解き放たれた爆裂魔法は空中放出でありながら、爆風と共に街の窓を一瞬で粉砕し…。


咄嗟にダクネスを盾にして隠れたカズマが全員から「最低」の称号を貰って逃走再開。


追手の追撃を足止めしたのはチンピラ二人の三文芝居。

『ぐわぁいきなり押されたぁ!骨が、骨がぁ! ダスト、助けてくれぇ!』

『おいキース…こいつはひでぇ。腕が粉砕骨折してやがる!』


無視して追おうとする兵士をキースが粉砕骨折した手で掴み、ダストが因縁。

『おいおいおい、お前まさか俺のダチを半身不随にしておいて詫びのひとつも無しか?いい御身分ですねぇ!』

兵士がダストを押し返すや、

『痛ってぇ!暴力ふるいやがったぁ!』

これを合図に居合わせた冒険者が総決起。

『権力の暴走だぁ!』『冒険者舐めてんじゃねえぞ!』

ダストは本当に良いキャラしてるよなあ。

その隙にダクネスの屋敷に戻った一行は病床の親父さんに「ぶち壊してきちゃいました」報告。親父さんはにこやかに笑って、

『カズマくん、うちの娘を貰ってやってくれ。頼むよ』

『いらないです。何の罰ゲームですか』


父の申し出に驚き、カズマの答えに衝撃を受けるダクネス

『えぇえ!お前と言う奴はどうしてそういう…』

今回のダクネスは表情がコロコロ変わって実に可愛い。

親父さんの上記の原因は「すんごい呪い」でした。気付いたアクアがセイクリッド・ブレイクスペルであっさり解呪。


前にベルディアさんがダクネスにかけた「一週間後に死ぬ呪い」もアクアが速攻で解呪していましたね。

親父さんに呪いをかけたのはアルダープに神器で(ランダムに)呼び出された悪魔マクスウェル。アルダープの悪行の数々を隠蔽したのも彼の「辻褄合わせ」の能力。

そのマクスウェルを地獄に連れ帰るというのが見通す悪魔バニルの目的にしてカズマに協力した理由。

『君、どこかで会った?』

マクスウェルはちょっと認知が入っていて何でもすぐ忘れてしまう(が故にアルダープにつけこまれていた)ようです。

勝手にもっと小さくて「アシュラ」みたいなキャラなのかしら、と思っていたので、普通の青年サイズだったのがちょっと意外。

『貴公に自己紹介するのは何千回目か。では今回も「初めまして」だ。真実を捻じ曲げる者マクスウェル、吾輩は見通す悪魔バニルである』

アルダープはマクスウェルを代価無しで長期使役したため、負債(金ではなく、マクスウェルが好む悪感情-絶望-)が溜まっており、支払いのために地獄に連れていかれることに。


『地獄に連れて帰ったら、僕が傍にいてあげるよアルダープ! ずっとずっと、君の絶望を味わわせてよアルダープ』

『おっと両想いであるなアルダープ。マクスウェルは献身的に尽くすタイプだ。四六時中貴様を嬲ってくれるぞ!フハハハハハハ!』

『大事にするよアルダープ!攫った少女を嬲った後、簡単に捨てていた君とは違い、僕は君が壊れない様、ずっとずっと大事にするから!』

(原作第7巻より)

悪魔と取引なんぞするものではありません。

翌日には領主失踪の報が駆け巡り、カズマらは夜逃げ中止。何故か悪事の証拠が次から次に出て来たアルダープの財産は没収され、ダスティネス家の管理下に。カズマが用立てた20億エリスもいずれ返金されることになるらしい。

正に大団円。いずれ(6期か7期くらい?)乙女街道まっしぐらなダクネスも拝みたいものです(待ちに待ったエピだったので無駄に力が入って長くなってしまいました。ご容赦を)。

 

 

 

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