『もーだって絵の事なんて分かんないんだもん。絵が上手な先輩にやってほしいな』
『誰―!?』
『これ…あの…甘えんぼちゃんです』
『なんて強力な技だ!』
『捨て身の技なので…』
そうか、捨て身なんだな、甘えんぼちゃんは(岡本信彦によれば「甘えんぼちゃん」は早見沙織のレアな芝居のため必聴らしい)。
「疑似ハーレム/第1話・物語の始まり?」(2024年7月4日深夜TOKYO MX放送/菊池聡延演出)
私立光盤高校。新一年生・七倉 凛(ななくら りん)が入ったのは演劇部。
そこには妙なノリの先輩・北浜瑛二(きたはま えいじ)が。
原作では入部後の日常からスタートしていますが、アニメではアニオリで出会いのシーンから。
凛はハーレムを夢見る瑛二のため、お約束キャラを演じ分ける「ひとり時間差ハーレム」を実演。
★小悪魔
★ツンデレ➀
★ツンデレ②
★クール➀
★クール②
さながら早見沙織七変化。
『やっぱり先輩の前で演技するの好きだな』
凛も楽しそうですが、多分の中の人はもっと楽しいんじゃないかと思います。
瑛二は演劇部と言っても大道具係なので、描きもの系は得意。それを見込んで凛が美術の課題を手伝って貰いに来たのですが、持ってきた描きかけの絵がこれ👇。
『ロメオとジュリエットです』
『…これはなんだ?』
『ロメオとジュリエットです』
『なんでまたこんなややこしい絵を…』
途方に暮れる瑛二にとりいるため捨て身技「甘えんぼちゃん」発動。
あまりの破壊力に瑛二色塗り全部肩代わり。
演技力は図抜けていますが、美術系は壊滅な凛さんでした。
アニメキャラの中には絵の上手い人・下手な人がいますが、中には絵心が溢れて上手いんだか下手なんだか判断つきかねる人も(所謂「画伯」ってやつですね)。
という訳で特別企画「特殊画才選手権」。
まずは波戸 賢二郎(ハト ケンジロウ)@「げんしけん二代目」
女装をしている時は流れるような(と言うか自動書記のような)筆使いで見事な絵(但し全てBL)を描きますが、ひとたび男に戻ると壊滅的画力に。
因みに下着を女物に変えるだけでも画力はアップします。
続いて川合麻依(かわい まい)@「ハコヅメ」
目撃証言から犯人の似顔絵を。一見、なんじゃこりゃこりゃな出来なのですが、特徴はしっかり。似顔絵に必要なのは画力よりも「聞き出す力」。
オオトリはもうやる前から「勝負あった」な筆無双、吉川ちなつ@「ゆるゆり」
この女に画を描かせてはいけません。特に2期8話の特殊エンディングを飾った名画の数々はお茶の間を阿鼻叫喚の坩堝に叩き込みました。
因みにちなつは睡魔に襲われ朦朧とした状態になると、超絶技巧の劇画を描くことが出来ます。
「疑似ハーレム」は動きは少なそうですが、その分、中の人の掛け合いが楽しめる内容になっていきそうです。
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★本日のTV放送❶【19:00~BS12】
★本日のTV放送❷【21:00~BS松竹東急】