デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

心臓が…うるさい。 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん #3

(どうせ誰も私のレベルについてこれない。私と同じだけの熱量で本気で取り組んでくれる人なんていないんだ。だったら…全部ひとりでやってやる。誰かに期待してこんな気持ちになるくらいなら…私は1人でいい

6年前。ウラジオストク。全力で取り組むことを否定された少女の誓い。


その想いは高校生となり場所を日本に移しても変わることなく。

放課後の教室には独り残って文化祭のクラス出し物(お化け屋敷)の準備をするアーリャの姿が。

文化祭実行委員としてその準備作業を誰に頼ることなく一人でこなして遂には倒れた「俺ガイル」雪ノ下雪乃を思い出しますね。

周囲の人間は判で押したように言います。もっと他人を頼れ、と。

比企谷八幡の思いは、

(じゃあ、一人でやる事は悪い事なのか? どうして今まで一人で頑張ってきていた人間が否定されなきゃいけないんだ? そのことが俺は許せない)

だから比企谷はイレギュラーな方法で雪ノ下を助けました。

では本作の主人公・久世政近は?

人が足りなければ集めればいい、モチベーションが足りないなら与えればいい、対価が必要なら調達すればいい、環境が足りないなら整えればいい。

ドストレートな正攻法。しかしそれはどれひとつ取ってもアーリャの辞書にはない言葉。

それが二人の出会い。

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん/第3話・そして二人は出会った」(2024年7月18日TOKYO MX放送/西邑大輔演出)

お待ちかね、アーリャ姉、マリヤ・ミハイロヴナ・九条(生徒会書記。愛称マーシャ)登場回です。

シスコンですね。


これ本来は学食で生徒会広報の周防有希が「政近の幼馴染」宣言をした直後、つまり第1話の続きなんですが、ちょっと順番をいぢっているようです。

妹に男(!?)の存在を感じ取った姉は、何故、不真面目な男が嫌いな妹が、その男、九条くんを「友達」と認識するようになったのか、を根掘り葉掘り(お姉ちゃんは妹のことは何でも知りたいのだ)。

きっかけは文化祭、なのですが回想は、「他人を頼らず全部ひとりでやってやる」と誓った6年前のウラジオストクから。

その頑なな心を溶かしたのが九条政近。普段はグータラで怠惰で努力と無縁の男が、手配と人心掌握の冴えを見せて文化祭を成功に。

この時の対価(「努力の方向が間違っている」と指摘されて八つ当たりした謝罪と助けてくれたお礼)として政近が得たのがアリサの愛称(アーリャ)呼び。


後夜祭ではアーリャの手を取ってダンスを。

『心臓が…うるさい…』

ここってアーリャの動きの邪魔をせず、相手を暴走させない立ち回りを見せる政近に「自分は表に出ず他の人を助け、陰に徹することで他の人を輝かせる」政近のスタンスをアーリャが理解する結構大事なシーンなのですが本編からはカットされてしまいました。


OPには入っていたので割と期待していたのですがちょっと残念。


でもこの「馴れ初め」が聞けてお姉ちゃん大満足。


で、晴れてお姉ちゃんと政近くんが生徒会室で初対面となったのですが、お姉ちゃんは政近に何か感じるものが…。


『九条くん…下のお名前は?』

『まさちか…政治の政に近いって書いてまさちかです』

『まさ…ちか』

お姉ちゃんには今でも想っている初恋の人「さーくん」が。

果たして、さーくんの正体は?(ってもう選択肢ひとつしかねーよ)

本日の政近のお仕事は九条姉(会長は区別するためマーシャを九条姉、アーリャを九条妹と呼んでいます。「夢見る男子は現実主義者」で生徒会副会長・佐城楓の弟・佐城渉が佐城弟と呼ばれていたのと一緒ですね)の生徒会備品購入のお供。

単なる荷物持ちかと思いきや、九条姉は「可愛いモノ」大好き。天然・自由・歯止めなし。このままでは生徒会室が可愛いモノで埋まってしまう。分かっていた会長がストッパーとして差し向けた対マーシャ絶対防衛線だったんですね。


今回のEDはH2Oの「想い出がいっぱい」でした。

H2Oって誰?って人もこのフレーズ👇は覚えているでしょう。



 

 

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★本日7月19日は凄いよ。

水野晴郎閣下、安岡力也、黒沢清監督、中田秀夫監督が生まれ、原田芳雄橋本忍ルトガー・ハウアーがお亡くなりになりました。

悩みましたがここは水野晴郎閣下で。ご本人役で出演しているこちらと、

生前最期に観た作品と言われているこちらを。

 

★本日7月19日は「サイボーグ009の日」でもありました。