『俺の米が気に入らない?何がいけないって言うんだ!? 美しいじゃないか。あんたにはどうでもいい事かもしれないが、俺らにとって米は父さんや母さんみたいなものなんだ。俺の家族を馬鹿にするな! もし、あんたに尊厳というものがあるんなら、米に謝れ!今すぐにだ!』
You don't like my rice? What's wrong with with it? It's beautiful to me, but to you, rice is nothing... to us, it's just like my father and mother. Don't fuck with my family. If you have any dignity, apologize to the rice RIGHT NOW!
本日8月8日は「チャーハンの日」
おいしいチャーハンの特徴である「パラ(8)パラ(8)」と読む語呂合わせでニチレイフーズが制定。
映画でもアニメでもチャーハンは登場頻度の高い食材。所謂「飯テロ」要員です。
ただ、作品に於ける食材は居合斬り的に登場する方が破壊力が増します。今からチャーハンを作りますよーという前振りの後に美味そうなチャーハンが出てきてもそれはそれで当たり前と言うか意外性に欠けますよね。
必ずしも美味そうというわけではありませんが、印象に残った炒飯シーンを並べてみます。
◆男たちの挽歌Ⅱ
冒頭掲げた台詞は本作から。ケン(チョウ・ユンファ)が経営している中華レストランに来た地元マフィアが「この炒飯(fried rice)臭いぞ!」と因縁。
にこやかに代わりの炒飯を指し出したら「FUCK YOU!」と皿ごと顔面に投げつけられ。
散らばった炒飯を拾い集めると自らも食べつつ相手にも強要。ただし今度は脳天に銃口突き付けて。
『Eat the fucking rice!』
◆少林少女
作品として見るべきところはまるでないのですが、厨房から江口洋介が投げてきた炒飯は(多分CG。カットによっては食品サンプルかもしれないのに)何故か美味そうに感じてしまいました。いや、作品として見るべきところは本当にないのですが…。
◆たんぽぽ
「ラーメンウェスタン」という勇ましいキャッチがついているのに何故かラーメンをはじめとした食い物が全く美味しそうに見えない不思議な映画。
唯一の例外がホームレスが厨房に侵入して作った「ふわとろオムライス」と死にかけ母ちゃんが最後の命の炎を燃やして作った炒飯でした。
◆スキップとローファー/第4話・ピリピリ カツカツ
高校受験のプレッシャーに押しつぶされかけているみつみを夜中に無理矢理連れ出しに来た文乃。行き先は地元の中華屋。頼んだのは炒飯と餃子。
『受験終わったらさ…またここ来て餃子食べよ?落ちても受かっても』
『落ちたらなんもならんもん…』
『ハハハッ、世の中的にはね。でも挑戦したみつみちゃんにはでっかい意味があるし、それを知っとるウチにもある』
『うっ…おいしい…』
『ほうやね』
食い物の味はシチュエーションに左右されるんですねえ。
★ご参考
★本日8月8日は押井守監督(1951~)の誕生日(おめでとうございます!)
押井守とチャーハンの関係性とは?
★ついでに自宅炒飯の思ひ出を
★本日のTV放送❶【13:00~NHK BS】
★本日のTV放送❷【13:40~テレビ東京】
★本日のTV放送❸【20:00~BS松竹東急】