デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【映る魔性は人面瘡】伊藤潤二マニアック #9「富江・写真」【踏みつける最新フィギュア】

『あなたたち!何してるの!? 早くこのデキモノを取って!取って焼き捨てて!』

伊藤潤二マニアックにメインヒロイン(必ず殺されてしまうという意味では負けヒロイン?)「富江」が登場。

伊藤潤二マニアック #9 富江・写真」(2024年9月1日TOKYO MX放送/田頭しのぶ、奥野浩行、村田尚樹演出)

写真部の泉沢月子は「依頼された人物のポートレートをこっそり(または言葉巧みに)撮影して高額で(時に法外な価格で)販売する」というアルバイトをしておりました。

これを見咎めたのが下僕のような男子を引き連れて歩く風紀委員・川上富江

撮った写真は没収されるわ、先生にチクると脅されるわで一触即発。

そこに月子が憧れている先輩・山崎から「富江の写真を撮ってくれ」なんて依頼が舞い込んで泣きっ面に蜂。

おまけに富江が写真を撮らせてあげると言うので調子こいて撮影しつつ高額販売を匂わせる会話をしたら真後ろに先生が。

ハメられた!と思っても後の祭り。写真部退部&停学。

自宅謹慎で外に出られないから現像写真の引き取りは母親に依頼。受け取って中身を確認したら…

なんじゃこりゃあああ!


復讐とばかりに撮った写真を校舎の窓からバラまいたのが悪手。富江の怒りに火がついて取り巻き男子に「月子暗殺命令」が。


両親不在時に自宅を急襲された月子ですが、月子の放った「バケモノ!」の一言で富江が錯乱。側頭部から巨大な人面瘡のようなものが…。

『あなたたち!何してるの!? 早くこのデキモノを取って!取って焼き捨てて!』


命令された下僕二人が鉈(どこから持ってきた!?)を振り上げ振り下ろし2度3度。その度富江の口からは『きゃああ痛ぁい!』


気が付けばデキモノどころか富江の首から上が胴体と生き別れ。

生首は男子二人によって持ち去られ、胴体は勝手に起き上がって外へ。


月子の部屋には撒き散らかされた血糊だけが残りました。

めでたしめでた…(チガウ)。

登場の度に謎と妖艶さが深まる富江、その最新スタチューもご紹介しておきましょう。

伊藤潤二×藤本圭紀 「富江」 コラボレーション・スタチュー」

伊藤潤二氏による完全監修のもと、造形作家・藤本圭紀氏が原型・彩色見本制作を担当。

優雅に歩く足元には殺され続けて来た別の富江たちが肉塊となって…。


伊藤潤二×藤本圭紀 「富江」 コラボレーション・スタチュー」は全高約27cm、税込価格37,400円で2025年5月発売予定。

★「伊藤潤二コレクション」OVA富江はこちら。

★初出場はこちら。

 

 

 

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★本日のTV放送【13:40~テレビ東京午後のロードショー