『温水、妹さん似のお兄さんとかいないのか?』
『俺ですか?』
『いやお前じゃなくて、できれば30前後で定職に就いているのが望ましい!』
妹似=料理上手という意味合いですが、甘夏先生、普通に結婚願望あるんですね。
『あら素敵!古奈美にぴったりの人がいたら味見…じゃない、是非会ってみたいわ』
『小抜ちゃんに絶対会わせない!』
ひょっとしてその話って高校時代の保健室まで遡ります? そこできればもうちょっと詳しく。
…詳しく!
「負けヒロインが多すぎる!/第10話・さようならには早すぎる」(2024年9月14日深夜TOKYO MX放送/飛田剛演出)
始まりましたツワブキ祭。直前準備に余念のない各組・各部ですが、いきなり何喰ってんだ八奈見(たこ焼きか)。
文芸部は出だし快調。温水と小鞠の交代要員で八奈見が幽霊衣装のまま(そして御手洗団子片手に)受付IN。その衣装には何故か食べ物の汚れがあちこちに。
『何か私の所に来る子供って、手にチョコついてたり、お菓子くず口の周りにつけた子ばかりなんだよね』
(理由は分からんが、何か分かる…)
うん、凄くよく分かる。温水も同年代じゃない女子(つまり幼女)相手なら普通に喋れるしな。
八奈見の計らい(命令とも言う)で文化祭巡りをすることになった温水と小鞠。
小鞠の考察原稿を見事なレイアウトで掲示してくれた朝雲千早のクラスの出し物は「射的」(他にも輪投げとかヨーヨー釣りとかあったから「縁日」という括りなのでしょう)。
温水が撃ったら景品のお菓子がパッケージごと木端微塵(ソニックブームみたいなもの出てなかったか)。
『大当たりぃ! それ私が作ったんです。アルミ缶くらいなら簡単に撃ち抜けますよ』
私も以前、エアガン(ガスガンではない)の弾(てるてる坊主のような形をしたプラスチック弾)の方に細工して威力を高めたことがありますが、朝雲さんの銃は完全に銃刀法違反です。
更に小鞠を見つけるや否や文芸部展示原稿の素晴らしさを絶賛。
『男性同士の人間関係を巧みに性愛に結びつける手法には特に感銘を受けました!』
朝雲さんが禁断領域「腐」に踏み込みました。
前回、内容がよく分からなかったクラスの出し物「辻ハロウィン」ですが、要するに「ホラー/怪談の衣装をつけたメンバーが校内のあちこちでゲリラ的に小芝居をする」という企画だったようです。
以前、ワハハ本舗が浅草花やしきを借り切って、施設内のいたるところで散発的に(一部放送禁止な)小芝居を繰り広げたことがありましたが、あれの高校版といった所でしょうか(タブンチガウ)。
八奈見の演目は幽霊と新選組浪士の悲恋…って口の周りに何付けてんだ八奈見。
『何で幽霊が死ぬんだ。脚本が駄目だな』by温水
文芸部の展示即売も盛況のうちに幕を閉じ、小鞠は中途半端になっていた部長への告白にケリをつけ、青春ドラマのような(いや青春ドラマなんだけどさ)甘酸っぱい余韻を残して文化祭は終わりを告げました。
完全に小鞠回だった訳ですが、個人的MVPは生徒会副会長・馬剃天愛星(ばそり てぃあら)。
猫耳メイドコスで語尾に「にゃん」をつけることを(書記の志喜屋夢子に)強要されておりました(しかもそれが会長・放虎原ひばりの発案であると騙されて)。
特に生徒会の出し物というわけではなく、ただ単に生徒会の見回りをコスプレで行いたいという志喜屋さんの我儘に付き合わされているだけのようです。
『てぃあらちゃん、チョロ可愛い』
同感です。
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