
『何も言わないの?』
『ひょっとして叱って欲しかった?叱られて楽になろうなんてさ、それはいかんよ温水くん』
文芸部の活動報告というコミュ障にとってはボス戦よりハードルの高いイベント「部長会」を前にしてテンパリまくる新部長・小鞠知花。
「全部ひとりで」「完璧に」という気負いが更に滑舌を阻害。
何とか肩代わりすべく、交代を申し出る温水ですが、小鞠は頑な。平行線をたどった議論は小鞠の怒りで物別れに。
自分の気持ちだけを伝えても駄目、相手の気持ちと言葉も引き出してあげなきゃ。その上でいつも通りのお節介を。
諭して来たのは八奈見(ポニーテール!!…ポニーテール!!)

カリスマコンサル改め、カリスマカウンセラーです八奈見さん。
(俺は中途半端に手を出して、うまくいかなかったからって手を引こうとして。相手の気持ちを考えたつもりで、傷つけてからいつも間違いに気づく)
『では、お兄様が傷つけてしまったその方には、お兄様はどうあって欲しいと願っているのですか?』
道を示してくれたのは妹・佳樹(もはや守護天使!!)。

小鞠との関係修復もできぬまま迎えてしまった部長会。
自己紹介もままならぬ小鞠をアシストしてくれたのは生徒会書記・志喜屋夢子。
『文芸部、小鞠知花…今後ともよろしく』
直前に温水から受けたサポート依頼を律儀に実践。やはりいい人です志喜屋夢子。

それでもリラックスには程遠く、手元狂わせ原稿落とし、続行不能。副会長・馬剃天愛星(ばそりてぃあら)が無情のタイムアップを宣言して発表は次の放送部へ。
廊下で様子を窺っていた温水ですが堪らず会場に乱入。文芸部部長を名乗って活動報告を。
対面を潰された小鞠はペットボトルの水を温水に投げつけて退席。
やってしまった。まずは小鞠を追いかけないと。関係者総出で探索。
見つけたのは温水。場所は負けインの聖地・非常階段。
ひとしきり鋭利な言葉を投げつけた後、小鞠は本心をラインで。
《1年生は四人いるけど、みんな他に居場所がある人だから、いついなくなるかわかんないじゃない!》
自分には文芸部しか居場所が無い。先輩たちはいなくなるからひとりでここを守らなければならない。ひとりで全部できなければならない。
『どうせいなくなるくせに…これ以上優しくしないで…』
(俺は馬鹿だ。小鞠は俺と同じ側の人間だと思っていた。俺は独りでも大丈夫で、むしろそれが好きで…。だけど、小鞠は違う。独りだと寂しくて、誰かと一緒にいたくて。でも、一緒にいられない事に心を痛める、そんな普通の子なんだ)
温水が打ち返した一言。動揺する小鞠。
『俺は小説家書くのそんなに上手じゃないし、お前無しじゃ文芸部の活動は成り立たない。お前は書いてくれ。頼りないかもしれないけど、俺は支える側に回るから。だから小鞠は独りになるとか言うな』

ああ、これって、
「自分には他に何もないって...そんなこと言うなよ」
ですね。
ここで場の空気を読めない焼塩が『小鞠ちゃんを苛めるなぁ!』と乱入してラリアット~チョークスリーパー(押し付けサービス付き変形あすなろ抱き)のご褒美2連発。

小鞠は文芸部のグループトークに書き込みをしていたため、八奈見・焼塩にも筒抜けだったのでした。
誤解を解いて屋上へ。小鞠の書き込みだけを読んでいた八奈見&焼塩が「全部小鞠に喋らせて返しを入れていない」温水をやんわり非難。
『え…俺も返事したし、あれで十分だろ』
改めてチャットの最下段を見てみると…。

告白ですね、完全に。天然フラグ立て師。
『温水、言ったからには責任とれ。逃げられないからな。頼むぞ,新部長』
振り向いた小鞠の顔に値千金の笑顔。

「ごめんなさい。こういう時どんな顔すればいいのか、わからないの」
「笑えばいいと思うよ」
ちゃんと韻を踏んでいるじゃないか。
「負けヒロインが多すぎる!/第11話・結果責任についての話をしようか」(2024年9月21日深夜TOKYO MX放送/村瀬貴一郎、川岸和樹演出)
次週最終回は作者原案のアニオリエピソード。サブタイは小学館ライトノベル大賞(第15回 / ガガガ部門)にてガガガ賞を受賞した時のタイトル「俺はひょっとして、最終話で負けヒロインの横にいるポッと出のモブキャラなのだろうか」

温泉か!? 温泉回なのか!?
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