デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【父の箴言】結婚するって、本当ですか ♯4-5【ルーは有限】

『お前がカレーば食べると必ずご飯が残る。計画性というものがなか!』

『それ、どぎゃん関係ね!?』

『ルーば付け過ぎたい!ルーは有限ぞ!

何か宇宙の理に触れた気がします。心のメモに書き込んでおきましょう。

ルーは有限。

「結婚するって、本当ですか/第4話・人生を、分かち合えますか?|第5話・一緒に旅を、しませんか?」(2024年10月31日TOKYO MX放送/博史池畠監督)

遂に大原くんの実家・阿蘇にまで飛び火してしまった結婚話。

偽装結婚の事実を告げて誤解を解くため大原くん阿蘇帰郷(色々あって本城寺さんも一緒に)。

熊本空港着いた所でメロンを卸しに来ていた婆ちゃんと遭遇。そのまま婆ちゃん宅(実家とは別のメロン農家)へ。

流れでメロンの収穫を手伝っていたら本城寺さんが突然昏倒。慌てて大原くんと(様子を見に来た)大原父が抱きかかえて室内へ。


熱中症かと思いましたが往診の結果、原因は蓄積した疲労と判明。

眠り続ける本城寺さんを置いて大原くんは実家へ。母と姉二人に事の次第を説明し釈明し…(父には婆ちゃん宅で一通りの説明は済ませた)。

不甲斐なさに激怒った父は顔を出しませんでしたが、婆ちゃん家に戻る拓也の後ろ姿はしっかり見送り(気のせいかちょっと満足気にも見える)。


婆ちゃんの家に戻ったら、大原くんの分の布団が本城寺さんと並んで敷かれて新婚同衾スタンバイ。


ここでようやく本城寺さんが覚醒。こちらはこちらで己の不甲斐なさに自己嫌悪ひとしお。

本城寺さんのリクエストで夜のお散歩。お出迎えはアマガエル。


『もしかしたら私、楽しいのかもしれません。大原くんとの出会いが私を不思議な所に連れて行くんです』

ちょっと「安達としまむら」のしまむらが安達を選んだ理由》を思い出してしまいました。

『その子はいつも私を遠くに運んでいくんだ。それがどこまで続いて、どこに連れて行くのか…側で見届けたいと思っている』(原作第20巻より)


(この不思議な体験…。二人でしか出来ない旅…。これは…これがもしかして…結婚!?)

満月の光に照らされてムード満点。一歩踏み出そうとした大原くんでしたが、カエルの大合唱に水を差されてなし崩しお開き。


翌日、改めて大原宅に詫び入れ行脚。大原君のほわほわの寝癖っ毛を見て、「わしゃわしゃしたい」欲求に駆られる本城寺さん。


きっちり詫びも入れてミッションクリア。帰りの飛行機は夜なのでそれまで二人で阿蘇観光。

本城寺さんの希望は「阿蘇火山博物館」。

火山博物館と言うと観光地のとんだ一杯喰わせもの施設な感じ無きにしも非ずですが、英語で「VOLCANO MUSEUM」と言うと噴煙とマグマ(ついでにハワイ新婚旅行)な雰囲気になるからあら不思議。


ここアニオリ(原作84話でちょっとだけ出てくる)なんですが、いい感じの寄り道企画であったと思います。

再び(姉に空港まで送ってもらうために)実家に戻れば、そこには幼馴染美少女・海山ナオが。

互いにくせ毛わしゃわしゃする遠慮のない距離感は「実は許嫁」と言われても信じてしまいそう。


(なるほど、なるほど。やっぱりそういう事だ。身の丈に合わない想像をしてしまった。私にドラマチックな物語なんてあるはずはない。大人しくしてなさい)

陰キャぼっちは常に自戒しています。勘違いしてはいけない、と。調子に乗ると痛い目を見るぞ、と。

一歩前進、二歩後退な阿蘇帰郷編でした。

 

 

 

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