本日11月11日は「コピーライターの日」。
株式会社宣伝会議がコピーライター養成講座開講50周年を記念して2007年(平成19年)に制定しました。
日付は「1111」が鉛筆やペンが並んだように見えることからだそうです。
2007年に開講50周年という事は1957年には職業としての「コピーライター」が存在していたということか(世界史的には19世紀の終わり頃にはコピーライターとして活躍していた人がいたみたいです)。
何となく糸井重里以降のネーミングでそれ以前は「惹句師」だったんじゃないかとか勝手に思っていましたが、意外と歴史ある職業なんですね。
映画(ビデオスルー含む)のキャッチコピー(惹句)は、出来によっては興行収益(売上)を左右する重要な要素。
お気に入りキャッチコピーのマイベストは、
- グロっと爽やか(「バッドテイスト」)
- バカも休み休みyeah!(「オースティン・パワーズ」)
- 殺(と)れい!殺(と)ったれい!(「仁義なき戦い 広島死闘篇」)
短くも激しい瞬間最大風速。やはりキャッチはインパクトです。
今回はメジャーどころではありませんが、心に焼き付いて離れない「出会い頭に居合斬り」なものを並べてみましまょう。
題して「心に残るB級キャッチコピー選手権」。まずは、
全米失禁!
「殺人狂THE GUNS & THE KILLERS」
(1997年/マイク・メンデス監督)
館内阿鼻叫喚、劇場地獄絵図。従業員のご苦労いかばかりか。
もう結果だけ教えろ!
「エイリアンVSジョーズ」
(2020年/マーク・ポロニア監督)
途中経過は観る価値無し!ここまで開き直って売る気を放棄した商品を私は他に知りません。
あの世もこの世もサメばかりだ!
「ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦」
(2020年/スコット・パトリック監督)
何と言う絶望感(笑)。死んでも救いも休息も得られないとは。
うわっ!ダマされた!
「シン・感染恐竜」
(2021年/ダーク・インフィニティ監督)
これから観るのに現在完了形で「ダマされた!」だと!?
退院したい!退院したぁぁぁぁい!
「戦慄病棟」
(2015年/マーカス・ニスベル監督)
作品の内容にかすりもしないやり逃げコピーですが、インパクトは絶大。
しかし、これでは名コピーと言うよりは最低映画列伝ですね。
では口直しにメジャー作品をひとつ。「ドラゴン危機一発」のリバイバル公開時のキャッチコピーを。
南無阿弥陀仏の暇もない。
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