いや別にタイトルに意味はないんですけどね。語感が良いかなっと。
1945年、米軍の輸送機C-47が搭乗員を乗せたままシュトゥットガルトで消失。
すぐさまブリューワー軍曹(ロバート・ネッパー)率いる捜索隊が組織されますが、輸送機が運んでいた機密文書回収と言う別命を帯びたウォルシュ(ジャクソン・ラスボーン)が飛び入り参加。
ねじ込んできたのはジョンソン少佐(ミッキー・ローク!)。
待っていたのは広大な「魔女の森」と「生命の樹」でした。
「ウォーハント 魔界戦線」(2022年/マウロ・ボレッリ監督)
まず目についたのが大量のドイツ兵士の逆さ吊り死体。完全にプレデターの仕業です。
森の中はコンパスも利かず、やがて兵士たちの言動もおかしくなり…。
集団幻覚。豚の丸焼きを食べていたつもりが…。
狂いだす軍曹。ひとりまたひとりと魔女に屠られていく兵士たち。
ウォルシュの目当ては「魔女の記録」。「死者の書」とか「ネクロノミコン」の類です。上巻をジョンソン少佐が、下巻をナチが保有。ナチ所有の下巻の複写を米軍工作員がベルリンから密輸することに成功しました。
そこには「生命の樹」に関する詳細な説明が。
生命の樹に兵士の血を捧げ、咲いた花によって魔女は永遠の生命を得る。いかにもヒトラーが好みそうなネタじゃないですか。
みんな大好き「生命の樹」(左:「とある科学の一方通行」、右:「新世紀エヴァンゲリオン)」
果たして魔女の森から生きて出る事はできるのでしょうか。
終盤、ひとりエクスペンダブルズな活躍を見せるミッキー・ローク。アイパッチとかつけて強面な役作りをしておりますが、開いている方の目がつぶらなので全く迫力がありません(笑)。
本作のロケ地はLatviaのRiga。何でまたそんな所に。森ならアメリカにもあるじゃろ、と思いましたが、Rigaにはメインステージとなる古い木製風車があります(いやでもそのために?)。
因みに撮影時(2020年)はコロナ禍序盤。渡航制限がかけられたため、ミッキー・ロークはプリ・プロダクションの間、一時的にLatviaで足止めを喰らっていたそうです。
★大戦時にドイツ軍が超自然現象に翻弄されて大騒ぎ、と言えば。
★ヨーロッパで風車と言えば。
★生命の(セフィロトの)樹と言えば。
★アニメで魔女はわんさかいますが実写映画だと限られてきます。代表してこちらを。
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