デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【訃報連投】追悼:トニー・トッド【レジェンドが次々】

『二人の名前は千の壁に記されるだろう。犯した罪は忠実な信者らによって語られ、そして語り継がれる。彼らの目の前で共に死に、忘れえぬ記憶となるのだ。来い。共に永遠を生きよう』

Our names will be written on a thousand walls. Our crimes told and retold by our faithful believers. We shall die together in front of their very eyes and give them something to be haunted by. Come with me and be immortal.

「キャンディマン」より。


Mr.キャンディマン、トニー・トッドがお亡くなりになっていました。

11月6日。カリフォルニア州マリナ・デル・レイの自宅にて。69歳(死因非公開)。

「キャンディマン」1本でホラー映画のアイコンとなりレジェンドとなった男。


ファイナル・デスティネーション」シリーズでは、意味ありげな事を言いつつ、何の役にも立っていない(つまりストーリー上の必然性はなく、ただ、そこにトニー・トッドがいるためだけに書かれた)キャラ、ウィリアム・ブラッドワースを好演しておりました(登場のたびに何故かニマっとしてしまう)。

何となく「ゾンビ」1本でレジェンドになったケン・フォリーと同じ箱という気がしています。


にしても訃報に気づかなかったとは…(何と言う不覚!)。

気がつけばシェリー・デュバルも7月にお亡くなりになっているじゃありませんか(糖尿病の合併症により睡眠中にテキサス州ブランコの自宅にて。75歳)。


ホラーの括りからは外れますが、10月にはテリー・ガーも(多発性硬化症との闘病の末、ロサンゼルスで死去。79歳)。

ヤング・フランケンシュタイン」「オー・ゴッド」「未知との遭遇」「ワン・フロム・ザ・ハート」の頃の印象が強いので、「ゴーストワールド」で久々に観た時は「えぇえ!?」でございましたが(理由は訊かないで)。


昨日、追悼した火野正平さんも「極道恐怖大劇場 牛頭」というヤクザ・ホラーに準主役で出ておりました。ホラー・アイコンの枠に入れてもいいような(駄目?)。


皆さまに謹んで哀悼を。

 

曼荼羅畑を彩ったトニー・トッド作品集。

 

★その他ご参考。

 

 

 

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