デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【これは最早「宇宙の寓話」】安達としまむら12/安達としまむらSS2【コミカライズは遂に告白へ】

「あだっちー!」

「島村さん?」

「結婚しに来たよ、先生!」

時間軸も世界線もひとまたぎ。どの可能性の中でも必ず出会う。

だってそれは「うんめー」だから。

安達としまむら12」「安達としまむらSS2」(2024年11月10日初版発行/入間一間著)

「99.9」「SS」に続く大盤振る舞い2冊同時刊行。

行きつく先は決まっています。それは10年後どころの話ではなく、その先の先まで。

もはや残された道は「輪廻転生」か「異世界転生」か「パラレルワールド」くらいでしょう。

本作はその可能性を存分に堪能させてくれます。

高校で出会わなかった安達としまむら。その遥か以前に出会いを遂げていた安達としまむら


その傍らに常に寄り添う「青い光をまき散らす少女」(C-3PO的全時代共通観測者)。

だってそれは「約束」だから。

「もし、安達に会えないやつ(わたし)がいたら、ちょっと様子を見に行っといてよ」

世界線でキューピット役をこなす健気なヤシロでした。


本時間軸の展開がわずかしかないということに不満の向きもあるようですが、「あだしま」はもうこのパターンでいいんじゃないかと思います(これは最早「宇宙の寓話」)。

その他の面々も皆健在。

いつの間にか日野家に「就職」している永藤。

しまむら母に執拗に「友人関係」を強要され、ウザイ、ムカツクと虐げながらも憎からず思ってしまう安達母。

短いエピの積み重ねがちゃんと次に繋がっています。


おまけ

コミカライズでは遂に安達が「血まみれ」の告白を果たしました。


8月半ば 蝉の声も少し遠退く 夏の朝。

蝉より騒々しい生き物が独り吠える。

それが、夢のように甘く霞む日々の始まりだった。

その日々は時代も次元も宇宙も超えて。次巻も楽しみにしております。

★ご参考。

 

 

 

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