デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【自分も相手も】大正偽りブラヰダル 身代わり花嫁と軍服の猛愛 ♯7【鏡の中は初めての顔】

実家に続いて慎太郎の実父とも決裂してしまった麻子。

落ち込む麻子の元にやって来たのは慎太郎の乳母・ウメ。

持ってきたのは…。

『ちびっこ旦那様!?』


それは幼い頃の慎太郎の写真。慎太郎の父に「慎太郎のものは全部捨てろ!」と言われたので、ここに「捨てに」来たのだと。

ウメの口から語られる父子の確執とは…

「大正偽りブラヰダル 身代わり花嫁と軍服の猛愛/第7話・過去―今のお前だけで十分だ」(2024年12月1日深夜オンエア版TOKYO MX放送/則座誠演出)


慎太郎父は星一徹だったようです。


軍人になったのは父の命令でしたが、(父が手を回した)内地勤めを蹴って戦地に赴いたのは慎太郎の意思。

手柄を立てて出世し、権力を握って父親を屈服させようと。それが更に二人の間の溝を深め…。

夜、幼少期の写真を見られてチョイ照れの慎太郎に『いつか、私の子供の頃の写真もお見せしますね。それでお相子にしましょ』と持ち掛けますが、

『いや…今のお前だけで十分だ』


今回の小道具は「鏡」。そこに映っているのは普段は見ることのない自分の(はしたない)顔。


『写真には写せそうにないな。目に焼き付けておけ』


そして後背位では見ることのできない慎太郎の顔。


(旦那様…いつもそんな顔で私のことを抱いてくださって…)

後日、麻子との結婚を正式に認めてもらおうと再び父の元を訪ねた慎太郎ですが…。

『また麻子麻子と…評判の良い妹の方と、私の言う通り結婚しておれば、今頃は社交界にも強い人脈が得られていたものを…何故、姉の方なのだ!?』

何と、妹・ひろ子との縁談を推したのは父だったんですね。

『…予てより私が好いていたのは、麻子だからです』

何と最初から慎太郎の「推し」は麻子だったと。その隠された想いとは(次回、最終回)。

★慎太郎の想いが明かされる最終回

★木戸家の闇に触れた義父初対面の模様はこちら。

★最初から確認したい人はこちら。

 

 

 

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★本日のTV放送【21:00~BS松竹東急】