デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【我修院達也誕生記念】山よ from 茶の味【サントラ百人一首19】

♪  や、や、や~、山、山、山~

   や、や、や~、山、山、山~

本日12月10日は、我修院達也の誕生日(74歳!おめでとうございます!)

郷ひろみのモノマネでブレイクした(若人あきら時代)ので、モノマネ芸人と思っている方も多いと思いますが、6歳から子役として活躍し、18歳で「桜一平」として演歌歌手でデビューすねなど芸歴広く多才な人。

91年の失踪事件(静岡県熱海市の海岸で釣りの最中突然行方不明となり、3日後に神奈川県小田原市で記憶喪失状態で発見された)後、93年に芸名を我修院達也と改めました。

99年、石井克人監督の鮫肌男と桃尻女に出演。役者として再び脚光を(原作にはないオリジナルキャラのヒットマン役)。

このヒットマン山田正一は、ストーリー忘れても我修院だけは覚えているというくらい弾け飛んだ儲け役でした。

その後も石井監督とはコンビを組み続け、2004年に発表されたのが、

茶の味


どこかわからない田舎町に暮らす春野家のなんでもない(しかしやたら不思議な)日常を追ったランダム日記帳のような作品。


我修院達也の役回りは、春野家のお爺ちゃん、轟木アキラ。特段の説明はありませんが、アキラの息子のノブオ(三浦友和)が妻・美子(手塚理美)と結婚する際に春野姓を選択した(もしくは婿になった)のでしょう。


アキラには漫画家をやっている弟・一騎(轟木一騎。そのまんまやないか!?)がおり、一騎が自身の誕生記念に自主制作CDを作りたいと言い出し、ミキサーをしている美子の弟・アヤノ(浅野忠信)に収録をお願いすることに。

アキラにも入ってもらい、アシスタントのお姉さんも交えたトリオで作成したのがオリジナル楽曲「山よ」


「山」「山よ」「山は生きている」という3つの言葉だけで構成された一種の電波ソング。一聴したら耳にこびりついて離れません。

こちらが言い出しっぺの轟木一騎。ご本人の職業はCMディレクター。2006年に株式会社カラーの設立に携わり、同社企画部長に就任。庵野秀明総監督助手として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』にも関わっています。


その庵野秀明もアニメ監督役でゲスト出演(手前でリールいぢっているのは草彅くん)。


で、何とこの「山よ」、単独でDVDになっています。


のみならず、フィギュアにまでなっていやがります。


名曲です。

★フルで聞きたい方はこちら。

 

 

 

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★本日のTV放送【13:40~テレビ東京

※放送は「ノア 約束の舟」ですが、まずはノアという人の壊れた性格を知っておきましょう。