
『変なこと聞きますけど…宵深子さん、これで何度目の七夕ですか?』
『はて。何のことかさっぱりですね』

観測者はもうひとりいたようです。
観測者は助言者。そして、その視線の先には首謀者が。
「甘神さんちの縁結び/第16話・願いをのせた天秤〜進(すすむ)~」(2025年1月28日深夜テレビ東京放送/安川央里演出)
七夕ループ3周目。マラソン大会優勝でダメなら七夕まつりだ、という訳で甘神神社の七夕まつりに参画した朝姫。
3姉妹揃っての七夕まつりは朝姫の独自企画「美少女巫女3姉妹総選挙」の効果も手伝って盛況のうちに幕を閉じました(しかも短冊投票は瓜生の入れた最後の1票で朝姫が優勝)が、翌日はまたしても6月28日。
マラソン大会優勝も駄目、七夕まつり成功も駄目。二つの夢を同時に叶えんといかんのか!?
困ったときは月神神社の宵深子さんだ。何かアドバイスを。しかし、宵深子の反応は、
『それは本当に彼女が望んでいることなのですか?』
今までのことは(そして今回の相談も)朝姫の願いを叶えてやるといいながら、全部瓜生が提案したもの。
『少し女性目線でお話しさせていただくと…「女の子の気持ちを理解した気でいて」「自分勝手を押し付けてんじゃねぇぞ」「このおせっかいナルシストやろー」って感じですね』

「ザ・レイド」の連続ナイフ突きだってここまで非道じゃねぇぞ、な滅多刺し。瓜生のライフは一瞬でゼロに。
状況打開のトリガーとなったのは、マラソンで朝姫を一方的にライバル視しているクラスメイト松ヶ崎花蓮の電撃訪問。
勢いあまって倒れ込む姿が実に百合百合しい。

朝姫の悲鳴に駆け付けた瓜生も血行促進。

短冊に書いた花蓮の願い。「甘神朝姫と真剣勝負がしたい」
朝姫と真剣勝負ができるのなら、舞台はマラソン大会でなくてもいい。
近所にある1周2kmのランニングコースを5周。大会規定と同じ10kmを先に走り切った方が勝ち。もし花蓮が買ったら、朝姫はマラソンから足を洗って走るのをやめる、それが条件。

結果は…花蓮の勝ち。しかも、朝姫の自己ベストを上回るタイムで。完全無欠の勝利。しかし、朝姫は…。
『ノーカンですノーカン!ノーカウントです!』

花蓮との勝負で見えた悶々(巫女の仕事とマラソンを天秤かけたら自分は巫女を取ると思っていたのに、いざその段になったら割り切れない。どちらを選んでもモヤモヤしてしまう)の正体。
『うちは誰かの目標でいられることが嬉しかったんです!うちはずっと誰かが憧れるような大人になりたいと思っていました。花蓮ちゃんがうちを目標にしてくれた事で、夢に向かって走り続けてこれたんです。だから!(マラソンは)うちにとっても神社のご奉仕と同じくらい特別なことなんです!』

答えは朝姫の中にありました。4回目の七夕。瓜生の応援も拒否ってマラソン大会に出場した朝姫は自己ベストを更新して優勝。
迎えた翌日は…7月8日!

抜けました。5周目回避。朝姫マラソン大会出場中に甘神神社の七夕まつりは終わっておりますが、今年から甘神神社は、7月7日に七夕前まつり、旧暦の七夕に当たる8月7日に七夕後まつりを開催することに。
発案者は(旧暦の七夕まつりを実践している月神神社の)宵深子さん。ただし、持ち掛けて実現のために奔走したのは…。

これもう1回ループしてたら、この苦労全部水の泡になる所だったのか…。よかったな瓜生。
んで、甘神神社の七夕後まつり(音が「後の祭り」みたいで何か不穏)を覗きにきた宵深子さんが、これでもか、なわざとらしさで朝姫に内情(言い出したのも頑張ったのは瓜生)を暴露。

駄目押しのフラグ立てに来やがったんですね。まさにトリックスター。その「全部分かっている」佇まいに思わず、
『変なこと聞きますけど…宵深子さん、これで何度目の七夕ですか?』
と問うてしまう瓜生。
『はて。何のことかさっぱりですね』
すっとぼけて去っていく宵深子さんが向かったのが拝殿。
『相変わらずいたずらがお好きなようですね、あなたは』
賽銭箱にどっかと腰をかけ、ぺろりと舌を覗かせる狐のお面の巫女。

もしここにいたのが千葉繁声の神様だったら、瓜生の運命の人が100人になるところでした。危ない危ない。
エピローグは夏祭り(花火大会)。
姉二人とはぐれ、瓜生に回収された朝姫が花火と共に瓜生にキス、そして告白。

『うち、瓜生さんのことが、好きでふ』←噛んだ。
これで夜重、朝姫のターンが終わりました。残るは夕奈ですが…。
さて、どうする、上終瓜生(かみはて うりゅう)?
★ループの始まりはこちら参照。
★本日のTV放送【13:40~テレビ東京】