デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【セガールがトレホだと思えば…】沈黙のアフガン【結構イケる…と思う】

セガール沈黙シリーズだと思うと(思っても?)脱臼レベルの肩透かしですが、トレホやり逃げ企画の1本と同じ箱だと思えば、味わい深い1本ではあります。

沈黙のアフガン(2016年/フレッド・オーレン・レイ監督)

タリバンに拘束されているアメリカ下院議員を救出するため、アフガニスタンの人里離れた村に派遣された特殊作戦部隊。

救出作戦は無事成功しましたが、突入路を作ったスナイパー、ジェイク(スティーブン・セガール)は、負傷したスポッター(観測手)を救護したため、離脱用のハンヴィーに乗り遅れ、そのまま村に残留することに。

基地に戻り次第、すぐさま現地に引き返そうとしたヴィック・モズビー軍曹(ティム・アベル)ですが、ジャクソン中佐(デイル・ダイ)の命令は『戻ってはならない』。

代わりに下ったミッションは、補給物資を積んだまま立ち往生しているトラックを修理して戻って来い、修理できなければ持てるだけ持って車は爆破しろ。

トラックにはちょっとした戦争ができるくらいの武器弾薬、そしてタリバンとの交渉を可能にするとんでもない人間が乗り込んでおりました。

おっとこれは、敵地に留まり救援を待ちながらも、タリバン相手に無双するセガールと、命令無視してでも仲間を助けに死地に赴く男たちの熱い物語「セイビング・スナイパー・ジェイク」か!?…と思ったのですが。

セガールさん、OPこそ「Steyr SSG 08」とか構えてスナイパーっぽい活躍をしておりましたが、すぐに「Colt Model 933」に持ち替えてタリバン乱れ撃ち(タイトル画像)。


タイトル(SNIPER: SPECIAL OPS)通りスナイパーが活躍するのは最初だけ。

そして敵地残留が決まるや、近くの廃ビルに逃げ込んで、息を潜めて籠城。

以降、窓際に座って外を眺めているだけ。お前が沈黙してどうするよ!? それじゃ試合中にロープに腰かけて休憩していた晩年の馬場・アンドレではないか。

いい天気だなぁ…。

本作の主役は、エンスト補給車の回収に行って、思わぬ拾い物をしてしまうヴィック・モズビー軍曹(ティム・アベル


共演はモズビーとペアを組んでいるヴァスケス(プロレスラー、ロブ・ヴァン・ダム)と勝手に従軍カメラマンとなるジャネット(シャーリーン・アモイヤア)です。

この実質主役の3人がそこそこいい演技をしているので、セガール抜きでもそこそこ締まって見えます。

 


ゲリラに襲撃されたジャネットはカメラをベレッタに持ち替えて応戦。マガジン撃ち尽くすとモズビーに『弾!』。おじゃま虫かと思いきやなかなかに使えるお姉さんでした。

撮影は20日で済ませたようですが、セガールの拘束は2日くらいだと思います(OPとクライマックスの銃撃戦機同じ日に撮ってますね、絶対)。

セガールがおまけと割り切れればそこそこ楽しめる低予算アクションです。


★フレッド・オーレン・レイの監督作は…

ロブ・ヴァン・ダムの出演作品はこちら。

★そして「トレホやり逃げ企画」とは…。

 

 

 

 

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