
地図から消えた村、シュックムヒルズ。そこは炭鉱の町。
死者33名、行方不明者162名、史上最悪の被害を出した炭鉱火災から数十年。1,000人以上いた住民も消え去りましたが、未だ炎は消えることなく地下で燃え続けておりました。
この地図から消された炭鉱町を探し当て、地質調査に訪れた科学者と案内役の冒険家。
地下に繋がる入口(のひとつ)を発見しましたが。

待っていたのは…。
「ディープ・コンタクト」(2021年/ブラッド・パーカー監督)
いかにも「ディープ・インパクト」と間違えてください、と言わんはかりの邦題ですが、隕石飛来SFではありません(原題は「THE DEVIL BELOW」)。
廃炭鉱に潜ったら音に反応する変な生き物がいて大騒ぎ。周辺にはこいつらを外に出さないように長年見張り続けている「よそ者の命」より「封印最優先」な住民がいる…という「ディセント」(特に2作目)×「クワイエット・プレイス」な低予算ムービー。
予算の無さを補うセンスも欠落している残念無双な作品ではあるのですが、背景に実話が転がっていると「なんとか村」的都市伝説な趣があって、ちょっと「いい感じ」。

実話の舞台はペンシルバニア州コロンビア郡セントラリア。
石炭鉱業で栄えてきましたが、1962年5月27日に坑内火災が発生。これが景気よく燃え広がって鎮火断念。
翌63年には人為的な鎮火は不可能と判断され、自然鎮火を待つことに。
しかし、待てど暮らせど鎮火の気配はなく、そのうち道路に亀裂が入ったり、1980年代には地下から一酸化炭素を含んだ煙が噴出。
1984年ごろから自治体が主導して町の移転が始まり、1992年には州知事から避難命令、2002年にはセントラリアの郵便番号が廃止となって事実上の廃村。
そして現在も尚燃え続けております(多分今後も何十年何百年と燃え続ける)。
映画版「サイレント・ヒル」とか完全にこの話をベースにしていますよね。

ちょっと分かりにくいですが、地下で蠢いていた方々の親玉はこんな👇奴。

こんな死に方はしたくない…。
おまけ
ジャケット各種。左のオリジナル版はギリセーフですが、右の国内版ジャケットは完全に嘘(トレマーズかよ!?)。

★ご参考
★本日のTV放送【20:00~BS松竹東急】