デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【こっちはチ●ポ出してんだ!!】ロックは淑女の嗜みでして ♯3-5【テメーも出してみろフニャチ●野郎!!】

『テメ―のハンパな歌なんか聴く価値もねぇんだよ! この不燃ゴミがぁぁ!!』

『お、お前、俺のどこがハンパだってんだ!? 俺はプロシンガーだぞ!CDだって2枚も出して』

『だから何だぁ!? こっちはチ●ポ出してんだ!! テメ―も出してみろフニャチ●野郎!!』


伏字罵倒も淑女の嗜みです。

「ロックは淑女の嗜みでして/第3-5話」(2025年4月14日~5月1日TBS放送/綿田慎也監督)

ギターを自らの意思を以て「捨てる」ために黒鉄音羽との二度目「交わり(セッション)」に挑んだりりさでしたが…。

(ギターなんかもう必要ない…だからさっさと諦めさせてくれよ)

あーこれは「もういっぽん!」で柔道を捨てた園田未知の叫び、

(だから思い出させないでよぉ、「1本!」の気持ち良さ…)

と同じものですね。自分より強い者、大きい者を投げ飛ばした時の快感。りりさもまた…

(私は嘘つきだ。きっと…これ無しじゃ生きられない!)


全力でぶつかり、終わった後は声も枯れよと罵倒する(互いに)。罵倒の行きついた先は、

『『私たち、バンド組まない?』』

以後、放課後以外でも一気に(物理的な)距離を詰めて来る音羽を全力で拒むりりさ。

『顔が近い!』(元気か古泉?)


バンドを組むに当たって最低限の決め事3つ。

・方向性はインストバンド(ボーカルなんていらない)

・目標はフジロック(観客数は6万人以上)

そして何より大事なバンドのルール、

『セッション終了後、互いに罵り合う事を禁ずる!!』

有効時間1時間。短い夢でした。


いずれにしても二人では足りない。最低でもキーボードとベースは必須。

メン募のサイトに登録したら、吹奏楽団がヘルプ募集。

町内会のお祭りに参加するアマチュア吹奏楽団レッドファミリアがドラムとベースを急募。

演目はT-SQUAREのオリジナル曲を真島俊夫氏が吹奏楽にアレンジして有名になった「宝島」。

ベースなら心得がある。ちょっと距離があるし下町だから身バレはしないだろう。度胸試しも兼ねていっちょ参加してみようか。

そして当日。本番前の通し稽古…ぬるい。失敗を恐れるあまり楽譜通りにすら吹けていない。

「みんなで楽しく」は向上心を捨てた弱者の言葉。

おまけに楽団リーダー植草の高校時代の知り合いのプロシンガー石谷が(イベントのトリが自分ではなく植草であることへのやっかみも兼ねて)嫌味の表敬訪問。

『ボーカルのいねえ曲なんて所詮BGM、結局俺たちを盛り上げるための脇役なんだよ』

(これは、私たちだ。インストロックバンドの私たちは、これからコレと戦っていくんだ…!)

ならば、

『オト(音羽のステージネーム)…あいつ「も」ぶっ殺す!』(原作より殺害予定数が増えてます)

『はい』(爽やかな笑顔)


りりさ唯一の誤算は、当日会場にりりさと母・有花の鈴ノ宮家入りを快く思っていない(機会があれば追い出したいと願っている)義妹・愛莉珠(ありす)がいた事。

クラスメイト姫島ひよりの家庭教師の双子の姉がレッドファミリアにいたためのお誘い(親友と言われて断れず。ツンデレチョロインです)。

いざ本番。タクトが振り下ろされる前にベースがフライングスタート。続いてドラムが入ってテンポ確定。それは練習時よりも早く激しく。

えいや!で遅れて入ったものの他楽器は最初から青息吐息。テンポを遅らせようとタクトを振っても一向にリズムもテンポも変わらない。ベースとドラムが完全に全体をリードしてしまっている。

空中分解寸前、ドラムとベースの調整が入って持ち直し。


ここでようやくメンバーも気づく。

(いつの間にか忘れていた)

(全力がこんなに楽しかった事を!)

沸き上がる歓声を聞きつけて観客が次々ホールへ。

まだだ。ベースをギターに持ち替える。

(プレーヤーも観客も!こんなもんじゃないでしょ!もっと、剝き出しでぶっ飛べ!!)


サックスのソロにギターで割り込み。このままではギターに喰われる! 駄目押しでオトのドラムソロ!

(皆、死ぬ気で吹くんだ!)

観客席の愛莉珠も啞然呆然。


(これがあのお義姉様?母親の言うなりの人と同一人物?これが庶民の…お義姉様の音楽!?)

そしてFinish!


ボーカルのいない楽団を馬鹿にした謝罪のため、バックステージを訪れた石谷。りりさらにも謝辞を向けますが、自分のバックバンドにならないか、という一言にりりさガチギレ。

『バックバンドの演奏だぁ? テメーの歌なんて掻き消えちまうぞ! 』

で、冒頭掲げた罵倒祭り。トドメがオトの

『つまり、あなたの歌はBGM以下、という事なんですの。ご理解頂けましたか? このイ●ポ野郎が』


別れの挨拶は淑女らしく中指立てて

『『ごきげんよう!』』

帰りかけると目の前に観客席から駆け寄って来た愛莉珠が。その耳元でそっと一言。

『どう、燃えたでしょ? ママには内緒だぞ』


義妹の心にロックの炎が灯りました。

★ご参考

 

 

 

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★本日5月5日は「レゴの日」。

デンマークのブロック玩具「レゴ(LEGO)」を販売するレゴジャパン株式会社が2002年(平成14年)に制定しました。

いい機会なので、風化しないように再掲しておきます。

★本日のTV放送【19:00~BS12】