デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【カエルの畸形は結構キモいが】ストレンジ・ネイチャー【特殊メイクは何故かほっこり】

冒頭、お馴染みの一言《Based on true events》

「実話に基づく」って奴ですね。実話というのは…

1995 年 8 月、校外学習中の学生グループがミネソタ州ヘンダーソン近郊の池に数百匹の畸形のカエルが生息しているのを発見しました。

手足が多い・少ない・生えてる場所がおかしい、目の位置が変、顎の形が異常…。

1996 年までに、変異したカエルは米国の 35 州とカナダの 3 州で報告。ミネソタ州は 87 郡のほぼ 4 分の 3 に及ぶ広範囲で目撃されていました。

1998年には行政も調査に乗り出しましたが、原因の特定はできず、2001年に終了。

この事実を踏まえての《Based on true events》。

東スポの記事読んでたら閃いちゃってさぁ」よりは大分信憑性がありそうですが…。

「ストレンジ・ネイチャー」(2018年/ジェームズ・ヤオラ監督)

舞台は実話と同じミネソタ州の片田舎。若い時にアイドルとしてプチ成功したものの、スキャンダルで引退。絶頂期に故郷に後ろ足で砂かける発言したため、地元では未だに嫌われているキム(リサ・シェリダン)が11歳の息子を連れて帰郷。

癌に冒されたという父の様子を見るためでしたが、到着早々、畸形のカエルを目撃。更に大量のカタツムリも。

撮影に使われた畸形のカエルは、本作の製作を支持してくれた生態学者が提供してくれた「ホンモノ」。結構グロいです(この手の絵面が苦手な人には結構キツいと思うので画像は自粛)。

やがて、飼い犬が生んだ子犬が、近所の女性が産んだ赤ん坊が…。


一方、目の前に広がる湖の周辺で行方不明者が続出。

湖の魚を食べ続けていた住民は…。


特殊メイクと分かっていると逆に安心(笑)。持っている銃はコルトM1848ドラグーンですね(何故そんな古式床しい銃を)。

農薬に端を発する寄生虫の媒介連鎖。キムは警鐘を鳴らしますが、過去の言動が災いして相手にされず(また注目されたいだけでしょ)。

展開的には「プロフェッシー 恐怖の予言」と一緒で、湖の周辺で人を襲った「何か」の正体に期待が高まりますが、残念ながらそこまでの予算は無かったようです。

オオトリはケルベロス風地獄犬。それなりの暴れっぷりを見せてくれます。


監督もモンスタームービーを作ることよりも畸形カエル大量発生の謎に迫ることの方に関心があったようですし(監督はミネソタの出身で畸形事件にはリアルタイムで接していたそうです)。

B級ホラーの掟に従い一発かまして終わりますがドクター・モローの島的余韻にはほど遠く、むしろ無い方が良かったかなぁと思ったり思わなかったり。

キムを演じたリサ・シェリダンは本作公開の翌年(2019年2月25日)にニューオーリンズの自宅でなくなっています(慢性アルコール依存症による合併症)。44歳(合掌)。

東スポの記事に触発された的実話もの各種。

★ついでなので「カエル映画選手権」再掲。

★田舎の公害モンスターと言えば…

★余韻ある一発カマしと言えば…。

 

 

 

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