
ACROの「KAIJU REMIX SERIES」に久々の新作登場。
今回のモデルは脳波怪獣ギャンゴ。
ウー、メフィラスと並ぶ「科特隊もウルトラマンも倒せなかった怪獣」です。

原型・塗装見本制作はサガタキック氏。
記念して見どころ満載な登場回を。
「ウルトラマン/第11話・宇宙から来た暴れん坊」(1966年9月25日TBS放送/満田かずほ監督)
宇宙から飛来したソフトボール大の謎の隕石(質量とか考えてはいけないよ)。
それは人間の思念を形にする(望んだものに姿を変える)生物の能力を持った鉱物、生きている石。
科学センターの解析発表会見の場には、後の都知事・青島幸雄の姿が。

公開実験で青島が望んだものは「お嫁さん」。
この会場からトンチの効いた方法でこの石を盗み出した男がいたずら心で石を怪獣に(まずは人間大)。

泊っているホテルの従業員を驚かせて喜んでいましたが、調子こいて巨大にしたらホテル半壊。男は瓦礫に埋もれて意識喪失(普通死ぬと思いますが…)。
科特隊が男の元に駆け付けますが、ここでハヤタが「我こそ科特隊ナンバー2」なリーダーシップを発揮。
男の意識が戻って怪獣を忘れない限り怪獣は消えない、と推理し、男をセントラル病院に運ぶようアラシに指示、イデには防衛軍に出動を要請させ、自身はビートルで上空待機。
防衛軍の装備の中にはメーサー殺獣光線車が!(作中呼称は熱線砲←牽引車無しで自走!)

これが効かない(笑)。
同じ年にサンダをあれだけ追い詰めたのに!
文字通り「蹴散らされて」最後には残骸を武器にされてしまう始末。

細かい話ですが、持ち上げたビルがちゃんと途中で割れてもげる描写👆って丁寧で良いな、と思います。
蹴散らされた後にハヤタがビートルからミサイル攻撃をするのですが、これが全弾ギャンゴの顔面もしくは後頭部を直撃。実は射撃の腕も確か…ってこれならアラシいらねーじゃん。
結局最後は男が意識を取り戻し、ギャンゴの事を忘れることで石に戻るのですが、もしここで男が『ギャンゴ、暴れろー!』と叫んで息絶えたらどうなっていたでしょう。
これをやってしまったのが小松左京の短編「召集令状」。未読の方は是非ご一読ください。
エピローグ。石を手に取ったハヤタが、
『これはやっぱりウルトラマンに頼んで宇宙に帰してもらった方がいい』
と言い垂れてそのまま指令室を後に。ついて行こうとしたフジ隊員の目の前でドアが閉まったのをみんなで笑ってめでたしめでたし…ってちょっと待て。
今、ハヤタは『僕はウルトラマンを呼び出せてお願い事もできるんです』って言ったんだぞ。皆、それ素直に信じたのか。そうでないなら、ハヤタが願望を形にする石を勝手に持ち出したってことだぞ。何故、誰も突っ込まん!?
脚本書いた宮田達男氏はウルトラマンはもとよりウルトラシリーズ通してもこれ1本きりなゲストライター。何故、円谷と全く接点のないライターに脚本依頼が飛んだのか気になるところではあります。
「KRS x サガタキック/ 脳波怪獣ギャンゴ ソフビ製 塗装済完成品」は全高30cm、税込み21,780円で2025年7月発売予定。
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★本日のTV放送【12:00~BS松竹東急】