デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【スラッシャーの万華鏡】サンクスギビング【子供はまずサバス聴け】

『いいか、時に物事は予想を超えて成功するもんだ。例えば、79年、ブラック・サバスがオジーを解雇した。この世の終わりだと思っただろ。だが、ロニー・ジェイムス・ディオがやって来た。5ft(約150cm)にも満たないエルフだが、バンドに魔法をもたらした』

『…ブラック・サバスって?』

『うせやがれ!童貞はお断りだ!』

イーライよく言った!(だがロニーの身長は公称163cmだ)

サンクスギビング(2023年/イーライ・ロス監督)

グラインドハウス」のニセ予告から16年。ついに本編を拝むことができました。

タイトル通りお話の舞台は「感謝祭(毎年11月の第3木曜日)」ですが、事の発端は前年の「ブラックフライデー(感謝祭の在庫一掃セールを開始する日)」。

元々は「多くの労働者が体調不良などと偽って欠勤するために工場が計画通りに稼働できなくなる日」というネガティブなネーミングでしたが、後に「小売業者が儲かり黒字になる日」というポジティブな名称になったそうです。

本来は感謝祭翌日の金曜日に行うものですが、ここマサチューセッツ州プリマス(感謝祭発祥の日)の量販スーパー「ライトマート」(「キャプテン・スーパーマーケット」のSマートリスペクトらしい)は1日繰り上げて感謝祭当日に特売開始。

格安品や先着100名様に無料配布のワッフルメーカーを求めて開店待ちの人が爆発寸前の臨戦態勢。


ここにオーナーの娘とその仲間たちが従業員通用口からフライング入店。これを見咎めた待機組が一気に沸点に達して警備蹴散らして進撃開始。

入口ガラス叩き割って「レジ?何それ」な強奪祭り。完全にフーリガン

おいおい、ブラックフライデーってそんなヤバいイベントなのか? と思って画像検索したら出てきたのがこんな👇奴。


あー(察し)。

多数の怪我人と2人の死者を出す大惨事となりました。

そして翌年。この暴動の当事者(引き金となった奴、煽った奴、逃げた奴、積極的に略奪加担した奴)が次々惨殺される猟奇殺人事件が。


犯人はメイフラワー号の巡礼者の一人であったジョン・カーヴァーのお面と衣装を付けておりました。

季節祭事+関連マスク。お約束ですね。

おお、様式美。


パレードが玉突き大惨事に発展する様はまるで「ファイナル・デスティネーション」。

マーチングバンドが演奏する曲は、モンティ・パイソンのテーマ曲としても知られるジョン・フィリップ・スーザの「自由の鐘」"The Liberty Bell,"。

 

人間七面鳥(食べ方は北京ダック)は、やっぱちょっとグロいな(画像は自粛)。

チアガール・トランポリンのシーンは「ニセ予告版」の方が衝撃(痛そう)でしたね。

イーライ版スラッシャーの万華鏡のような鮮血絵巻でした。

★いないとは思いますが『ブラック・サバスって?』とか言う人は、とりあえずこの2枚を聴きましょう。


左「パラノイド」(オジー時代)
右「ヘヴン&ヘル」(ロニー時代)


★ニセ予告のレビューはこちら。

イーライ・ロス監督作を蔵出し。

 

 

 

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★本日のTV放送【13:40~テレビ東京