デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【叩きのめす!】ロックは淑女の嗜みでして #13(最終回)【音楽で(暴力で、権力で)】

『こっちはロックしてる時だけ心臓に血が通うんだ!! ロックは遊びじゃねーんだよ!! タマ無しヤロウ共が!!』

何とティナまで中指おっ立て。

無敵バンド降臨です。

「ロックは淑女の嗜みでして/第13話・ロックレディ」(2025年6月26日TBS放送/安川央里、綿田慎也演出)

勢いで受けたバッカスとの対バン勝負。

ボーカルという「センター」がいないインストバンドの強み、それはプレイヤー全員が主役ということ。

観客を意識した選曲、ステージを盛り上げるためのパフォーマンス。


りりさの思惑は図に当たりましたが、そのすべてが音羽は気に入らない。

物足りない。どれもくだらない。勝つために必要? 勝つって何? それにどんな意味が?

バンドを脱退し、またひとり音楽室で自由にプレイすることを考える音羽…。

その思索を文字通り打ち砕いたのは、りりさのギター。


『なにひとりで勝手に萎えてんだよ!? この不燃ごみが! こっからが私たちの時間でしょうが! お膳立ては終わった! これでようやく滅茶苦茶に演れる!』

ここまでのパフォーマンスは全て全力疾走を受け入れてもらうための「仕込み」。

『気持ちいいことやりたいんでしよ!? だったら来なさいよ、思いっきり叩きのめしてあげる!』

その挑戦、受けた!

 

 

来い!ねじ伏せる!

(なんでしょう、今までとは違うこの昂ぶりは…!?)

その答えは目の前に。

(観客が、ドラムの音に合わせて身体を揺らしている…どうして?)


それがリズム隊の力。この空間のリズムを支配しているのは音羽のドラム。

一気呵成に駆け抜けてフィニッシュ。マイクを掴んだりりさが静かに名乗り。

『…ロックレディでした』

バンド名はロックレディ。名付け親は義妹・愛莉珠(ありす)。

その名付け親は舞台袖で感極まって…。


STAGEの様子など知らない(興味もない)対バン相手のバッカスが登場しても最早客は見向きもせず。

挫折無縁の(中途半端な小金持ちボンボンの)バッカス(特にボーカル)はこの雰囲気に耐えられずマイク叩きつけて控室へ。

ステージ放棄。客前逃亡。りりさらが客に何か吹き込んだんだろうとイチャモンつけますが、全身罵倒の表面張力になっているりりさらにとっては鴨葱。

『私たちはただ、ロックを聴かせただけよ』

喧嘩の花道とばかりに前に出ると、怒涛の罵詈雑言。

『輝く未来が来なくて残念だったなぁー! テメェらは負けたんだよー!』


更に白矢が、ティナが(ええ!?)、音羽が続く。死者に鞭打つ罵倒と煽りの乱れ打ち。


遂にキレたボーカル兄ちゃんが物理で対抗しようとしますが、音羽の護衛・蓮沼 司紗(はすぬま つかさ)が一蹴。

アニメではボーカル兄ちゃんひとりを投げ飛ばしただけですが、原作では二人同時に転がしておりました。


更に襲ってきた残りメンバー二人を白矢とティナが一撃で返り討ちにするという胸のすくような展開(武闘派お嬢様!)。


更にその後、白矢がバッカスのメンバー全員の素性と遡行と家族構成を晒して恫喝するという溜飲下がりまくりの描写が。

『探偵でも雇ったのかい?』というティナに音羽『探偵どころか行政機関ですわ。白さんは警視庁警視総監の娘さんなので』


『言っておくが、キサマらも親もいつでも検挙できる。心当たりあるだろう?』

音楽で叩きのめし、暴力で叩きのめし、権力で叩きのめす。この桁違いの力量格差を期待しておりましたが、色々配慮があったようでアニメではカットされてしまいました(残念!)。

やはり音楽ものは音がつくと格段に印象が変わりますね。ロックレディの演目はインストバンドte’「夜は光を掩蔽し、幾多の秘密を酌み、さかしまな『夢想』を育む。」

★Music Videoはこちら。

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2期、お待ちしております。

 

 

 

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