デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ウェディングビデオの日記念。 不穏の宴選手権。

『玲子さん、おめでとう。お祝いにお二人の…安保闘争で結ばれたお二人の、そもそもの始まりの話をしたいと思います』

うわあ、聞きたくねえ…。

本日7月21日は「ウェディングビデオの日」

制定したのは国内最大のウェディング映像会社、日本綜合テレビ株式会社(日付はその設立日)。

この日に懐かしいウェディングビデオを夫婦や家族で見ることで、絆を深めて幸せや感動を再発見してもらうことが目的…なんだそうです。

しかし、華やかであればあるほど「不穏のフラグ」になってしまうのも結婚式。

曼荼羅畑的「不穏の宴」を並べてみましょう。

まずはそのまんま「ウェディングビデオ」なこちらから。

[REC]³ GENESIS 「REC3/ジェネシス(2012年/パコ・プラサ監督)

結婚披露宴が阿鼻叫喚のゾンビ祭りに。ウェディングドレスには血が映えるのです。


招かれざる客はゾンビ(感染者)だけではありません。

メキシコの富裕層の結婚パーティに低所得者層が雪崩れ込み。チャンスとばかりに軍が介入。殺して奪って殺されて。

ニューオーダー(2020年/ミシェル・フランコ監督)


『さあ、アンジェラ、スティーブン、一滴もこぼさず飲み干せば、一生幸運間違いなし!』

二股に分かれたワイングラスに注がれたワインを飲み干す新郎新婦。

新婦の純白のウェディングドレスにぽたりぽたりと出来る赤いシミ。

かつてこんな嫌なフラグがあったでしょうか。

ディア・ハンター(1978年/マイケル・チミノ監督)


他に結婚式から始まるドラマと言えば「ゴッドファーザー」がありますが、その不穏さにおいて他の追随を許さないのが、

メランコリア(2011年/ランス・フォー・トリアー監督)

何せ待っているのが「人類終末」ですからね。見上げる夜空に微笑む凶兆。


最後に「祝辞と糾弾の区別もつかない革命家たちの宴」をどうぞ。

「日本の夜と霧」(1960年/大島渚監督)


『今こそ互いの仮面を引っぺがして真の祝いに到達できる!』

だから聞きたくないって、そんな祝辞。

いやあ、結婚式って本当に良いものですね。

おっと〆の一言はこの人にお願いしましょう。「アンデッド・ウェディング」の新婦ティナさんです。

『もうすぐ結婚式なのよ! 摂食障害や耳がとれたくらい何?!!』

摂食障害ってのは、ゾンビの血を吸った蚊に刺されて「ちょっとだけゾンビ(原題:A LITTLE BIT ZOMBIE)」になった新郎スティーヴが、人間の脳みそ以外受け付けなくなってしまった事を指しています。

例え相手がゾンビだろうと結婚式は必ずやる!新婦の決意は固いのです。

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