デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【2週目はHARDモードで】きさらぎ駅 ≪Re:【死に戻り】

 

『ラスボス倒したら終りでしょ、ゲーム?』

『なぁにを言ってるんだ。ゲームの醍醐味は2週目からだよ』

亜人」より佐藤先生の箴言


誰か1人がきさらぎ駅からの生還を果たす。ミッションコンプリートでゲームクリア。

そしてここからが2週目。配置変更、ラスボス強すぎ。HARDモード解放です。

「きさらぎ駅 ≪Re:」(2025年/永江二朗監督)

前作「きさらぎ駅」を“一周目”とする直球地続きの続編です。一言さんお断りなので、まずは1作目のおさらいを。


前作の主人公・堤春奈(恒松祐里)の謀略(ネットロアの投稿者・葉山純子の「最初に光の扉を潜った者はいけにえとなり残った者が現実世界に帰還できる」という嘘を信じて言葉巧みに一緒にいた女子高生・宮崎明日香を光の扉に誘導する)によって、現実世界に帰還した宮崎明日香(本田望結)が主人公。

本人にとってはたった1日の出来事でしたが、戻って来たのは失踪から20年後(記憶がリセットされて無限ループしていたのか、そもそも時間の流れが異なるのかは不明)。

まだ、きさらぎ駅に囚われている人がいる。きさらぎ駅を探してくれと役所に直談判している様子がネットにupされると「頭のおかしいオカルトクレーマー」として大炎上。

前半はこのネットバッシングされる「20年経っているのに見た目はJK」な宮崎明日香に1年間密着取材したドキュメンタリーという体で展開。

おっと今回はモキュメンタリー方式で行くのか?

しかし、この番組は放送直前にお蔵入り(番組予告に過剰反応した視聴者のクレームが相次いだため)。番組内では「きさらぎ駅へ辿り着くための詳細手順」まで解説されておりましたが…。

再びきさらぎ駅に行く決心をした明日香。目的は堤春奈の救出。

たとえ動機が「自分だけ助かりたい」だったとしても、助けてもらったのは事実。このまま放置はできない。

無事、きさらぎ駅に到着した電車に乗り合わせていた乗客は前回とは微妙に違う。

これは明日香帰還後も堤春奈が自分だけ助かろうと頑張っていたためメンバーが入れ替わっていたから。

ただし、現実世界に戻って来た乗客はひとり残らず不幸になっておりました。

到着後のイベントは前回とほぼ一緒ですが、辿り着いた先が廃校(ちょっと「CURE」の廃病院っぽい)。


MAPに変化? 光の扉はどこに?

あった!しかし…


トラップに引っかかって次々命を落とす乗客。春奈も明日香も絶命。

(全員死んだらどうなるんだっけ…?)

気が付けば電車内。全員死ぬと記憶を維持したままステージがリセット。

タイトルの「≪Re:」ってリメイクでもリテイクでもなく「Rewind」だったんですね。巻き戻し、いや「死に戻り」です。

しかし、何度繰り返しても全滅エンドは回避できず。

おまけに光の扉の前には門番のような目玉野郎が…。

目玉の門番と言えば「ゴブリンスレイヤー」第8話のこいつ👇ですね。


全滅ループから抜け出せない。まだ何か…試していないことがあるはず。それは…。

なかなか先を読ませない展開。明日香の仕組んだ(「リング」「らせん」を思わせる)壮大な復讐劇。

純粋エンタメに振り切っていて、もはやホラーではありませんが、なかなかに良く出来た続編であったと思います。

★本日9月19日はポール・ウィリアムズの誕生日(85歳、おめでとうございます!)

ポール・ウィリアムズと言えば「ファントム・オブ・パラダイス」のスワン、そして主題歌「この世は地獄だ」(『The Hell of it』)。

 

 

 

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