
『あのー皇居に行って何をするんですか?』
『陛下にお話ししたいことがあるんだ。子供を…息子を返して頂く』
本日9月20日は「バスの日」。
1903年(明治36年)の今日、二井商会による乗り合い自動車が京都市内の堀川中立売~七条~祇園の間を走りました(日本初の営業バス)。
日本バス協会が1987年(昭和62年)に行った全国バス事業大会で制定されました。
バスと言えば「バスジャック」。「武装バス」も捨てがたいですが、武力制圧された移動する密室は実に魅力的。
という訳で今回は「バスジャック選手権」を。
「バスジャック」と言えば何はさておき「西部警察(PARTⅠ)/第88話・バスジャック」を挙げるのが筋というものですが、今手元に確認用映像資料がございません。
そこで「西部警察」第1話で東京を武力制圧した伊藤雄之助がバスジャック犯山崎留吉を演じたこちらから。
「太陽を盗んだ男」(1979年/長谷川和彦監督)
主人公・城戸誠(沢田研二)が務める中学校(城戸は理科教師)の遠足バスをジャックした山崎(伊藤)は行先を皇居に指定。陛下との面談を希望しますが…。

本当に撮影許可取ったのか?
…取ってませんでした。皇居前広場に無許可で忍び込んで一発撮り。撮影地は坂下門前で登場する皇居警察は実物。スタッフは留置所行きを覚悟して皆歯ブラシや手ぬぐいを持参して撮影に挑んだそうです。

無茶しますよねえ。無茶繋がりでもう1本。
「狂った野獣」(1976年/中島貞夫監督)
バスジャック犯は川谷拓三と片桐竜次ですが、かつてこれほどバスジャック犯を不憫に思ったことはありません。
バスジャックをする時は後部座席に渡瀬恒彦がいないかどうか、まず確認しなければなりません。
人の皮を被った悪魔(渡瀬)と人の皮を被った守銭奴(関西人)相手に勝てる奴はいないでしょう。

心筋梗塞で倒れた運転手の代わりにハンドル握った渡瀬。そのまま横転クラッシュ。渡瀬は喜んでいたと思いますが、撮影のためとはいえそんなバスから下ろしてもらえなかった川谷&片桐は本当にご愁傷様です。
悪魔ではなく死神と居合わせてしまった不幸なバスジャッカーが登場したのが、
「DEATH NOTE デスノート」(2006年/金子修介監督)
どうもバスジャッカーというのは不幸を煮〆た人の事を言うみたいです。

洋画からも1本。
「ダーティハリー」(1971年/ドン・シーゲル監督)
バスジャックと言えばこの人でしょう。
♪漕げ漕げ漕げよ、もっと漕げよ~らんらんらんらん川下り。

アニメ、いや漫画からもひとつ。
「SAKAMOTO DAYS」(鈴木祐斗著)
原作第2話のお話ですが、アニメでは景気よくスキップされてしまいました。
『お前ら…大好きな漫画が打ち切られた時のショックが分かるか…? このバスは今から秀英ビルに突っ込む!お前らにはより良い漫画業界の礎となってもらう…』
そんなことに巻き込まれて死ぬのはいやだなぁ。
乗り合わせていた坂本妻・葵はあわてず騒がす。
『これから死ぬのにやけに落ち着いてるな』
『当り前じゃない!だって…必ずあの人が助けてくれるもの!』

“あの人”はアクセル全開のバスを交通標識1本で停止・緘黙。力技過ぎる!
バスジャックは割に合わない犯罪だ…。
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