デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

お墓参りの日記念。 墓地・霊廟選手権。

『ゾンビども、神の名のもとに私の蹴りを喰らうがいい!』

(I kick arse for the Lord!)

本日9月23日は「お墓参りの日」

お盆や春と秋の彼岸などにお墓参りをすることで、先祖代々に手を合わせる日本らしい文化を絶やすことなく未来へとつなげていきたいとの想いから、一般社団法人・日本石材産業協会が制定しました。

映画で「お墓参り」は感動が約束されているシークエンス。

クリード(「ロッキー・ザ・ファイナル」含む)」の亡き妻・亡き友へ手向ける花と花。

「幸せなひとりぼっち」の妻の墓前での告解。染みます。

アニメでもお墓参りは重要シーン。

めぞん一刻で響子さんの心を駄目押しで掴んだ五代君の墓参り。

力石の墓石にミネラルウォーターを掛けてやる矢吹丈の墓参り。

自殺した兄の命日に野明を連れて墓参りに来た篠原遊馬。

最近では「事情を知らない転校生がグイグイくる」の西村さん母の墓参りが泣けました。


しかし、ここは曼荼羅畑。墓地・霊廟は屍眠る「あの世とこの世の分水嶺」。

印象に残る墓参りシーンを並べてみましょう。題して「墓地・霊廟選手権」

地獄の門(1980年/ルチオ・フルチ監督)

ダンウィッチの墓地で首を吊った聖職者(タイトル画像)。その様子を幻視した霊能者マリー(カトリオーナ・マッコール)がショック死しますが、埋葬途中(作業員が「休憩だー」と作業中断してた時)に覚醒。

叫び声を聞きつけた新聞記者ピーター(クリストファー・ジョージ)が、ツルハシ振って棺に一撃…って一歩間違えれば顔面直撃やないかい。


ブレインデッド(1992年/ピーター・ジャクソン監督)

同じ墓守聖職者でもこちらは武闘派。終盤、唐突に表れて場面を攫ったクンフー神父(Kung Fu Priest)の雄姿。


墓守で忘れてはいけないのがこちら。

「デモンズ95」(1994年/ミケーレ・ソアヴィ監督)

埋葬後7日で蘇ってくる死者に再び安らかに眠ってもらうために日々死体をぶち転がし続ける墓守青年フランチェスコと助手のナギ。やがて現実と幻想の線引きが曖昧になり…。


正に墓地はあの世とこの世の分水嶺。その始まりは恐らくこちら。

ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(1968年/ジョージ・A・ロメロ監督)

ゾンビもののキモは「最初の1体をどう出すか」。


墓参りという日常を一気に非日常に変える飛び道具。時系列的には本作が一番乗りになりますが、日本で最初に登場したゾンビは、無許可リメイク(イタリア&スペイン産)のこちら。

「悪魔の墓場」(1974年/ホルヘ・グロウ監督)

遠目に見える“ぎこちない”動きの男。ゆっくりと振り向くとこちらに向かって一直線。「最初の一体」の出し方はこちらの方が印象に残っています。


こちらは墓地スタートではありませんが、終盤に「納骨堂」とか「墓穴」とか出てくるので「墓参り」の亜種ってことで。

「ファンタズム」(1979年/ドン・コスカレリ監督)

スタートは葬式ですが、広くて重厚な「霊廟」の存在がお話の神秘性を高めています。


〆はお墓参り代表作のこちらで。

「キャリー」(1976年/ブライアン・デ・パルマ監督)

ホラーはラストで1発かまさなければならないという不文律を作った最初の作品ではないでしょうか。


そう言えばしばらく墓参り行ってないなぁ…。

★各作品レビューはこちらから。

 

 

 

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