デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【万聖節前夜は】ハロウィンⅡ ブギーマン【ガスの記念日】

10月31日は「ハロウィン」、そして「ガスの記念日」

ガスの記念日は、1872年(明治5年)9月29日(新暦10月31日)、日本で初めてガス灯が点灯されたことに由来します(場所は横浜の馬車道)。

因みにハロウィン(Halloween)は「万聖節の前夜(All Hallows' Evening)」が短縮されたものなんだそうです。元々は古代ケルトの秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うお祭りが起源。

ついでに万聖節は「全ての聖人と殉教者を記念する日」で今は「諸聖人の日」と呼ぶんだそうで(有難味が薄いなあ。いいじゃん万聖節で)。

お話戻って「ガス」。ガスと言えば「爆発」そして「爆発」です。

Halloweenでガス爆発とくれば…。

「ハロウィンⅡ ブギーマン(1981年/リック・ローゼンタール監督)

劇場公開時は「ブギーマン」、ビデオ(VHS)発売時に「ハロウィンⅡ」に改題、BD/DVD発売時に再び「ブギーマン」になったと思ったら2013年のHDリマスター版発売時に「ハロウィンⅡ」に戻った落ち着きのない奴です(原題は「HalloweenⅡ」)。


前作から時計の針が進んでいない直球地続きの続編です。

マイケル・マイヤーズVSドクター・ルーミスの延長戦なのですが、舞台をローリー(ジェイミー・リー・カーチス)が搬送された病院(しかも夜間)に限定してしまったため、「暗いよ(特にVHS)」「狭いよ」「怖くないよ」の三重苦。

加えてヒロイン、ローリーが大半ベッドで寝た切り(このシチュは「ハロウィンKILLS」でも踏襲されておりました)。

更に、ローゼンタール監督が本作デビューで演出がこなれていないため、お話にキレがありません。

これじゃダメだ!(昨今のスラッシャーの流れ的に客に受けない!)と焦ったカーペンターが自ら後半追撮。結果、1作目の「ゴア無しで練られたプロットによってサスペンスや恐怖を表現する」という流れを汲もうとしたローゼンタールの意向を無視する形になってしまいました(結構おかんむりだったらしいですローゼンタール)。

まあ本作のおかげで「マイケルの妹萌え属性が追加でき(1作目のテレビ放送の際、放送コードに引っかかるシーンをカットしたら尺が足らなくなったので、「Ⅱ」撮影のついでに急遽追撮。この時に「帝国の逆襲」の「I am your father」にインスパイアされたカーペンターが「家族の絆」というアイデアを思い付いた…らしい)、「血縁の殺戮者」という揺るぎない骨格が出来上がったので、価値ある1作ではあると思います。

で、本作の締めがガス爆発。治療室だか手術室だかに置かれているガスボンベを次々開放、ローリーを逃がした後にルーミスが着火。


2018年の「ハロウィン」でもこのシーンはしっかりトレスされておりました。


ついでなので別の作品から印象的ガス爆発シーンを。

ファイト・クラブ(1999年/デヴィッド・フィンチャー監督)

不眠症で眠れぬ日々を送っているジャック(エドワード・ノートン)が出張から戻ってきたら高層マンションの自室が大爆発(事後)。

警察の調べによると、ガスコンロから漏れたガスが長時間かけて室内に充満し、丁度良い頃合いになったところで冷蔵庫の裏面で弾けた火花で引火したらしい。


事故のように見えて実は…。ガス爆発にはトラップの香りがするのも魅力ですね。

★ご参考

 

 

 

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