デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

その顔力は年輪。 追悼:ウド・キア

ウド・キア氏がお亡くなりになりました。

11月23日(現地時間)の朝。アメリカ・カリフォルニア州にて。81歳。

もうとにかく「顔力」「眼力」の人。ぱっと思いつくのは初期のアンディ・ウォーホール監修の2本ですが、存在感マシマシになったのは年輪重ねてから。

顔力の変遷を年代順に眺めてみましょう。

「悪魔のはらわた」(1973年/ポール・モリセイ監督)

「処女の生(1974年/ポール・モリセイ監督)


左が「悪魔のはらわた」のフランケンシュタイン博士(異常な臓器愛好者)、右が「処女の生血」のドラキュラ伯爵(非処女の血を吸うとゲロゲロゲロッパーになる)。

まだこの頃は「美男子!」って感じですねえ。

サスペリア(1977年/ダリオ・アルジェント監督)


ジェシカ・ハーパーに魔女に関する知識と助言を与える精神科医フランク。まだどちらかと言うと美男子寄り。

エンド・オブ・デイズ(1999年/ピーター・ハイアムズ監督)


悪魔教信者の精神科医エイブルサスペリアと同じ精神科医役ですが、ここいらへんから顔力がグイグイ。

「世界の終り」(2005年/ジョン・カーペンター監督)


富豪ベリンジャー。シリアスなのに何か可笑しい。怪演。

メランコリア(2011年/ラース・フォン・トリアー監督)


厄ネタクライアント(キルスティン・ダンスト)の顔なんか見たくない、と顔を背けるウェディング・プランナー。枯れた味わいが加わってちょっと和みます。

アイアン・スカイ(2012年/ティモ・ヴオレンソラ監督)


ウォルフガング・コーツフライシュ総統!何かもうノリノリ(死後)です。

「バクラウ 地図から消された村」(2019年/クレベール・メンドンサ・フィリオ&ジュリアーノ・ドルネレス監督)


襲撃者のリーダー、マイケル。この顔が来たらタダでは済まない事だけは分かります。

★各作品解説はこちらから。

 

本当に「こちら側」の人だったんですねえ。謹んで哀悼を。

 

 

 

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