デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【ばかな、ばかな、ばかな】地球防衛軍6【繰り返す絶望の輪廻】

よもや「地球防衛軍」でストーリーを楽しむ事になろうとは。

襲い来るモンスター、エイリアン、ロボット、怪獣をひたすら殲滅し続ける(そして最後に大型円盤を墜としてエンディングを迎える)単純構造のゲームに捻りを加えるとは。やるな、D3パブリッシャーズ。

地球防衛軍6」(2022年/サンドロット開発、D3パブリッシャーズ発売)

神と呼ばれる銀色の巨人を倒し、侵略者を一掃した前作の3年後。

地球は未だ瓦礫と廃墟に塗れた復興途上。しかも、還りそびれたエイリアンとモンスターが「不法侵入者」として居座っている現在。

EDFは残存勢力をかき集めて、日々、不法侵入者の排除に追われておりました。その中には前作でエイリアン掃討の立役者となった主人公(プレイキャラ)も。

前作で無敵を誇ったコンバットフレームは、パーツ不足で飛行はおろか二足歩行もできなくなり、トラックに乗せられて出動(か、悲しい!)


前作から、修正された点がふたつ。

ひとつは普通に移動しているだけで障害物を跨いだりよじ登ったりしてくれる事。5では植え込みの段差ひとつ跨ぐにも「ジャンプ」しなければならなかったので、これは便利。

もうひとつはドロップしたアイテムが光って拾いやすくなったこと。


ステージが凹凸の多い「瓦礫の街」なので、動きやすく見つけやすいというのは実に助かる修正点です。

違法滞在者らをせっせと片づけていたら頭上に巨大なリング状の浮遊物が。

『ばかな、ばかな、ばかな』


この台詞、物語の構造上、この後、何度も聞くことになるのですが、聞くたびに何か笑ってしまいます(ゲーム史上に残る名台詞のひとつだと思います)。

『待て待て待て! もう戦う力なんかないぞ! いまさら戻ってくるな!』

このリング、下部背面にある赤く光る部分が弱点のようで、そこを攻撃したら黒い光に包まれてホワイトアウト。そこに「The Earth Defense Force 6 begins now」の文字。

begins now…え、今から? もうMISSION13よ。続いて出撃選択画面になりますが、そのレイアウトが…。

ん?これって「地球防衛軍5」の仕様じゃね? BGMも5だし。で、次のステージ開いたら…まんま「5」じゃん。見覚えのある景色、聞き覚えのある通信記録。

え、なに使い回し? どゆこと? まだ建物あるし、逃げ惑う一般人いるし。

蟻やら蜘蛛やらと再会を懐かしみ、総力戦のステージを制したら「そして3年後」

再びMISSION1と同じステージへ。だが何が違う。外の様子も何かが…。

過去に戻ってあの時をやり直したはずなのに、未来は変わっていない…どころか悪くなっている! どういう事だ!?

つまり「地球防衛軍6」は、エイリアンのタイムマシン攻撃の際に生じた事故(誤動作)で過去に戻り、大戦のやり直し(完全勝利)を目論むも失敗、3年後に再度事故を誘発して過去に戻り…を幾度となく繰り返し、その度に過去も現在も変わっている絶望の輪廻を体験するという複雑な構造を持っているのです。


過去にはいなかったはずの新種エイリアンや攻撃アンドロイドが未来から…。

併せてエイリアンがどこ(場所、時代)から何の目的で地球にやって来たのか、も明らかにされます。

ただドンパチしてるだけじゃねーぜ、という製作者の「捻り」を楽しみましょう。

※個々のプレイヤー(レンジャー、ウィングダイバー、フェンサー、エアレイダー)に関する感想はまた後日。

 

 

 

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★本日12月17日は「飛行機の日