
本日1月11日は黒い呪術師アブドーラ・ザ・ブッチャー(1941~)と元横綱・輪島大士(1948~2018)の誕生日。
二人が相まみえたのは、1988年1月2日。全日本プロレス「’88新春ジャイアントシリーズ」開幕戦。場所は後楽園ホール(2,450人超満員札止め)。
ブッチャーは42回目の来日 新日本移籍から実に6年半ぶりの全日マットUターン上陸。
ブッチャー46歳、輪島39歳。
ブッチャーの入場テーマは輪島デビュー戦の相手を務めたタイガー・ジェット・シンと同じピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐」。狂虎と呪術師のテーマがプログレ。

輪島が果敢に攻めますが、ブッチャーNOダメージ。どころか「え、何、今の攻撃だったの?」な顔で軽く跳躍。
『全く俺には通じないぞ、というデモンストレーションですね』
という山田隆さんの解説に対し、
『ま、通じない…通じてませんね』
馬場の冷静コメントが辛辣すぎて笑えます。
隙だらけの輪島に地獄突き連打。突いて見得切ってまた突いて。

何とか「もろ差し~左下手投げ」で倒すことに成功しても後が続かず、追い打ちをかけようとすれば下からの地獄突き1発で逆転。

役者が違う、格が違う、場数が違う。
毒針3連発はいずれもロープに救われましたが、もう面倒くさいとばかりにレフェリーのジョー樋口にタックルかまして場外へ(樋口十八番の転落芸)。
立つことも出来ず大の字の輪島に4発目、更にチョーク攻撃。ここで復活した樋口がゴング要請して試合終了(6分32秒ブッチャー反則負け)
『手も足も出ないってのはこの事ですねぇ』
死者を鞭打つ馬場。ブッチャーは倒れたままの輪島に上から特別サービスの地獄突き雨あられ。
シリーズ後半でブッチャーとインタヘビー級選手権が予定されている鶴田が乱入。よし、合図だ、とばかりにブッチャー軍団(TNT、ブラックアサシン)も乱入。
馬場も(こんなしょっぱい展開のまま終わらせたらヤバイ)と思ったのか放送席を立ってブッチャーと視殺戦。

ブッチャー、鶴田、馬場の三竦みで後楽園大歓声。もう誰も輪島がいたことなんか覚えちゃおりません。
奇しくも同じ月日に出自を持つ二人ですが、運命が絡み合うことはなかったようです。
※ブッチャーさん、現在健康状態が深刻なようですが、持ち直して欲しいものです(財産全部カミさんと家族に持っていかれた上に股関節ボロボロでおまけに脳卒中発症…どうしてプロレスラーの晩年ってこうも…)。
★前回の輪島ネタ「対リック・フレアーNWA世界戦」はこちら。
★本日はこの二人以外にも色んな方がお生まれになっています。
声優の小林清志さん、脚本家の高久進さん、漫画家ちばてつや先生、必殺仕業人・大出俊さん、装甲騎兵ボトムズ・高橋良輔監督などなど。
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