デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【大渋滞の感情を整理したら】正反対な君と僕 ♯1【いきなりクライマックス】

(空気を読むのは周りの為…ではなく、完全に自分の為)

(…なのに、たまに疲れてしまうのは何でだろ?)

鈴木みゆ、高校2年。エネルギッシュで誰とでも仲良くできるギャル系女子。毎日の日課は隣の席の谷くんへのウザ絡み(マスカラのメーカー選びとか明らかに興味のない話題を無茶振り…して塩対応される)。

しかし、本心は…


一昨年「アニメ化切望漫画」として取り上げた3作の内、2作がアニメ化されることになりました(もう1本は「生徒会にも穴はある」)。関係者の皆様、ありがとうございます。

「正反対な君と僕/第1話・正反対な君」(2026年1月11日TBS放送/長友考和演出)

鈴木のコミュ力が高く見えるのは、周りの空気を読み、他人の目を気にしてしまう性格故。

そんな鈴木の目下の悩みは奇蹟のクジ運で席が隣同士になった憧れの男子生徒・谷悠介くんと自然なコミュニケーションが取れない事。

鈴木の目に映る谷は「自分意見をしっかり言い」「人によって態度を変えたりせず」「無駄に人に合わせたりしない」物静かな男子。つまり、自分とは正反対。

それは谷から見た鈴木も同様で…。

谷くんが好き…なのに、周りの目を気にしてダル絡みしかできない鈴木。


そんな自分にちょっと疲れたある日の放課後、偶然昇降口で谷くんとばったり。聞けば自宅方向は(少なくとも校門出た直後の方向は)一緒。周囲に人はいない。

『途中まで一緒に帰ろ?』


勝負に出た鈴木…ですが正反対の二人に会話が弾む事はなく…。

キンバ(KING OF BURGER。バキンは駄目だったのね)のバーガーが(具材がデカすぎて)食べにくい、という話題を振ったら『美味しかった?』と初めて相槌以外の返し。


『うん!かなり!滅茶苦茶!谷くんも食べに行く~? なんつって』

『いいよ』

え…今なんて?

社交辞令?…を言う人じゃない。

バクってパニクって返事が出来ずにいると、手と手が接触。電流が走ったようにのけぞる鈴木の手を谷君が。


嘘…何これ…夢?

前方から女子生徒が来たので離されてしまいましたが、谷くんから繋いでくれた事実に帰宅後も興奮と呆然自失が交互に襲ってきて夜眠れず。眠ったら起きず。何を察したのか家族起こさず(いい家族だ)。気がつけば昼近く。

昼休みに大名登校…したらクラスメイトの山田から『な~お前、谷と付き合ってんの?』


山田の友人ガパチョが昨日の下校風景を目撃していたらしい。おいおいおい、今一番絶妙な時期なんだから不用意にいじるな馬鹿。

咄嗟に『そんなんじゃないから!』と強く否定したら背後に谷くん。

最悪の展開。


早く否定して謝らないと…と思っているうちに放課後。


焦っていたら谷君の方から『昨日の事、忘れて。ごめん』と意図と異なる先制謝罪。

最悪の佃煮。

その一言を残して去ってゆく谷。やっぱお前ら仲良しじゃん、と言って来た山田らに

『私、谷くんのこと好き』

片思いをしている…昨日、一緒に帰ろうって自分から誘った。

『それって…何かおかしい?』

まさかの展開に狼狽する山田。

『え? ちょ…待って。俺、昼休みチョー野暮なこと言った気がする…』

そうです山田は良い奴です。

まだ谷くん帰って間もない。走れば間に合う。

『走れスズキ!名に恥じぬ速度見せつけろ!』


実は隣のクラスにホンダという女子がいるのですが、それはまた別の話。

(なんだ。自分の気持ちを言う事って、こんなに簡単な事だったんだ)

歩道橋で追いついた鈴木が絶叫。

『好きーッ!!!!』


初回に告白。いきなりクライマックス。


お話はこの二人が牽引していきますが、本作は群像劇(徒然チルドレン)です。

冒頭、その他の登場人物たちをカメラが舐めていきましたが、個人的推しはこの二人👇。


あと最大の関心事は(原作では最終回まで実在が疑われていた)山田の友人ガパチョについてどこまで言及されるか(ほとんどUMA)ですが…。

 

 

 

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※放送は勿論「タクシードライバー」です。