デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【最初の一歩も、今踏み出すこの一歩も】違国日記 #2【家へ帰るための一歩だった】

『君、人生変わるね。エポックだ。尊敬するよ』

中学からの親友・醍醐奈々(だいご なな)に近況報告(死んだ姉の子を引き取って子持ちになった)したら速攻、食材と手作りケーキを抱えて陣中見舞い。

『スゲー!マジだ!突然の子持ち!?』

『スゲーっしょ』


それは朝の知らない槙生。駄目な大人の丁々発止。

「違国日記/第2話・包む」(2026年1月11日深夜TOKYO MX放送/中野涼子演出)

槙生宅の食事は「鍋・鍋・丼・丼・生姜焼き・生姜焼き・刺身」。昼は曜日問わずうどん一択(原作によると季節も関係ないらしい)。


ここに醍醐と共に転がり込んできた「ルーチンじゃない食事」。朝のリクエストは餃子。

醍醐陣頭指揮による“包団(パオだん)”結成。刻んで混ぜて包んで焼く(エピタイ回収!)。


醍醐の指示に従い、一心不乱にタネを捏ねながら、

(私は何を食べていたんだろう? 毎日作ってくれてたのに。毎日、美味しいと思っていたはずなのに。思い出せない。うちの餃子、何が入ってたっけ?)


分かります、この感じ。美味しかったかどうかも含め、子供の頃なにを食べていたのか全く思い出せません(よくカミさんに「実家の〇〇って何が入ってた?」とか「何味だった?」とか聞かれるのですが、答えられた試しがありません)。

出来上がった餃子は見目麗しく朝は箸を片手に「待て」状態。OKと同時に槙生が戦慄する食欲を披露。これはエンゲル係数が跳ね上がる…。


帰りしな、醍醐が槙生に冒頭の台詞。


加えて今後の相談相手として笠町という名前を。

片付け終わって今後の生活協力体制(困ったら互いに頼る)について確認。ただ…

『私は落ち込みやすいクズなので、圧は弱めでお願いします』

『ああ、圧か。お母さんが良く言う奴だ。“こんな当たり前の事もできないの!?”みたいな奴?』

そう言えば、醍醐さんが、

『槙生くん!私は君がまた「自分にはこんなこともできない!」とか言って泣く所を絶対見たくないのね!』

って言ってましたね(トラウマだトラウマだ)。

笠町というのは以前槙生が付き合っていた男性でした。未成年後見人の申し立てなどこまごましたアドバイスを。

醍醐は私の人生が変わると言ったが、人生が変わるのは朝も同じ。15歳と言う柔らかい年頃。自分の迂闊な一言で人生を変えてしまうかもしれない。怖い。

『俺の人生も君の一言で変わったんだぞ』

『なんていったの、私』

『秘密』

今回、槙生の書いた小説「魔術使いはどこですか」の一節が効果的に使われておりました(因みにペンネームは「こうだい槙生」)。


“あの時、逃げるように駆けだした、その最初の一歩も、今踏み出すこの一歩も同じ。家へ帰るための一歩だった。どこを歩いていても、足跡はいつだって家へ向かっていたのだ。帰るんだ、私は家へ帰る”

笠町が何度も読み返したと言うシーン。同じ個所を朝も。


『朝、来週、あなたの家の整理に行こう』

おまけ~ひょっとして作画ミス?


テーブルの上にあった朝の携帯が次の瞬間、床置きになっていました。これって作画ミス?


★初回設定のおさらいはこちらから。

 

 

 

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