『せ、せめて、もふもふさせて!』
街美しく、少女可愛く、お茶美味く…。
簡にして潔、必要にして十分な要素だけを濃縮還元。
癒し系としては今期ナンバーワンでしょう。
「ご注文はうさぎですか?/第1羽・ひと目で、尋常でないもふもふだと見抜いたよ」(毎週月曜深夜BS11放送/橋本裕之監督)
木組みの家と石畳、流れる運河。保登心愛(ほとココア)は高校入学を機にこの街へ。
下宿先を探すうち道に迷ったココアは偶然目にした喫茶店“ラビットハウス”へ。
店名からてっきり可愛いうさぎがわんさかいるのかと思いきや、中にはひとりの少女のみ。その頭にはアンゴラウサギ“ティッピー”が。
『ご注文は?』
『そのうさぎを!』
『非売品です』
『じゃあ、せめて、もふもふさせて!』
『コーヒー1杯で1回です』
『じゃあ、3杯ください!』
ウェイトレスはオーナーの孫娘・香風智乃(かふうチノ)。
道を訊けば、そこが目指していた下宿先。学校の方針で、下宿者は下宿先の仕事を手伝う“ご奉公”をしなければなりません。
かくしてココアはラビットハウスの従業員に。チノ、先輩ウェイトレス・あずにゃ…じゃない天々座理世(てでざリゼ。写真2枚目)と3人で店の切り盛りを。
見た目はあずにゃんですが、性格は「みなみけ」次女・夏奈に近いリゼがいい感じのアクセントになっています。
肩を並べて帰るココアとチノを“楽しそう…”と見送った後、自室のベッドで「寂しくない! 寂しくなんかないぞお!」と悶絶する様が実に可愛い。
因みに“テデザリゼ”は煎茶をベースに白桃とキーウィの香りを加えたほんのり甘いフレーバーティ…だそうです。
最後に、ペットのアンゴラウサギ“ティッピー”が実は死んだお爺ちゃん(店オーナー)である事が発覚(オヤジ言葉で普通に喋る。昼間はチノの腹話術って事で押し通している)。
モーレツあ太郎リスペクトかよ!(ふ。例えが古すぎて誰にも分かるまい)
昼は喫茶、夜はバー(チノの父がマスター)。少女とうさぎとコーヒーと。
初回から入浴シーンとは大盤振る舞いな(写真一番下)。
これからココアのクラスメイトで佐藤聡美、リゼの後輩で内田真礼という豪華バックアップが投入されるのも楽しみ。
病んだ魂を癒してくれ…。