Let’s go!
Why Not.
全部観るのはかったりーけど、あるシーンだけ何度もリピートしてしまうって映画、ありますよね。「八つ墓村」の村民皆殺しとか、「男たちの挽歌2」ラストのカチコミとか。そんな映画の代表がこれ。
冒頭のセリフは字幕にしてしまえば『行くぞ』『もちろん』という簡単なやりとりですが、この中には
『さあ、エンジェルを取り戻しに行くぞ。ついでにマパッチの野郎もぶっ殺してやる。人数は圧倒的に向こうの方が多いが知ったこっちゃねえ。場合によっちゃ俺たちも全滅かもしれないが構うもんか。覚悟はできてるだろ』
『ああ、もちろんできてるさ』
という問わず語らずの男の呼吸のようなものが溢れております。
で、ここから「死の行進」を経て、怒涛のクライマックス、男にも女にも老人にも子供にも分け隔てなく平等に降り注ぐ銃弾の雨雨雨。素晴らしい!
関係ないですけど、この映画のアーネスト・ボーグナインはホモですよね。
他の仲間が最期のお楽しみとばかりに女を買っているのに、彼だけボーっと外でパイク(ウィリアム・ホールデン)が出てくるのを待ってます。
パイクが被弾した時の取り乱しようなんか恋人失ったみたいだし。
「男」観るならペキンパー。