過去に観た中で最も大風呂敷かつ支離滅裂な狂ったアニメをご紹介しましょう。
「クリスタル・トライアングル/禁断の黙示録」
(1987年/奥田誠二監督)
半端じゃないからね。深呼吸して。OK?じゃ行くよ。
基本はお宝争奪戦。「インディ・ジョーンズ」を想像してください。
お宝の名前は「裏十戒」。手にしたものは宇宙をも支配できるらしい。
探すのはチベットでウパニシャッドを体得した異端の考古学者、神代耕一郎。
最初のヒントは九州、邪馬台国遺跡に眠る八咫(やた)の鏡。
しかし、はるか以前、八咫の鏡は奪われていた。略奪者の名前は空海(と卑弥呼の霊が語る)。
比叡山延暦寺には空海率いる妖怪僧侶ヒ一族が。空海の狙いは惑星ネメシス招来による人類滅亡。
ここに、CIA、KGB(怪僧ラスプーチンの孫)、妖刀ムラマサ振り回すヤクザ、日本の特務機関が入り乱れ大混戦。
最後は神の乗った前方後円墳型宇宙船「天の浮船」の上で暗黒密教対ウパニシャッドの壮絶な戦いが・・・って、ああ、書いてて気が狂いそうだ。
あり得ない展開です。よくこんな滅茶苦茶な話思いついたな。もちろん、拡げた風呂敷は畳めてません。
中古ビデオワゴンセールで見つけたら是非ゲットしてください。