
「巨乳好きの変態親父」、という認識しかなかったのでなんとなく素通りしていたラス・メイヤー作品をようやっと観ました。
「ファスター・プッシーキャット キル!キル!」
(1966年/ラス・メイヤー監督)
えらいこと勢いのあるタイトルです。
3人の巨乳ゴーゴーガールズ(要するに場末の飲み屋の踊り子さん)が、偶然出合ったカップルの男性を勢いで撲殺(空手チョップ!)し、ロリ顔巨乳の片割れを拉致、これまた偶然聞いた老人の噂(列車事故で半身不随になってるが、保証金をたんまり隠し持っているらしい)を頼りにその横取りを画策。二人の息子(兄:純朴、弟:脳タリン)に色仕掛けで迫りますが・・・。
いわゆる「ロード・キリング・ムービー」の始祖ですね。
オープニングのナレーションが音声波形というのが斬新(庵野、これガメただろ)。
ウルトラナイスバディの女たちが欲望の赴くままにバイオレンスを繰り広げるという、その筋がお好きな方にとっては桃源郷のような映画。
ただ、今となってはエロもバイオレンスも大した事なくて、さらに主役を張っているトゥラ・サターナが「肉体改造をした大山のぶ代」にしか見えない、という致命的な欠陥が、この映画の評価を困難にしています(笑)。
後半ちょっとグダグダになりますが、中盤まではスタイリッシュ&スピーディー。
モノクロ映像と相まって、とてもおっぱいしか頭にない人が作ったとは思えない「御洒落」な作品になってます。時の流れは恐ろしいですね。