デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ロックンロール・ハイスクール

イメージ 1


特にラモーンズ・フリークという訳ではなかったのでスルーしていたのですが、この度きちんと鑑賞。

「ロックンロール・ハイスクール」(1979年/アラン・アーカッシュ監督)

金も時間もかけないかわりに品が無くてくだらない。
正しいB級を体現する巨匠ロジャー・コーマンが製作。

その筋では有名な作品なのに日本未公開だったんですね。
あと主演、P・J・ソールズだったとは。
「ハロウィン」ではあっさり殺されてしまいましたが、こんなにノリノリで元気な娘だったんだ。

ロックは有害だ!という学校と生徒の攻防戦。
後の「フットルース」や「デトロイト・ロック・シティ」の原点ですね。

ナチの制服のようなスーツに身を包んだ女鬼校長(メアリー・ウォロノス)が、「ロッキー・ホラー・ショー」のティム・カーリーくりそつで、一瞬女装してるんじゃないかと疑ったほど。

個人的には色んな所(ロッカーとか引き出しとか)に閉じ込められる(イジメられてる)新入生ギャグがツボでした。

ラモーンズラモーンズ役で出演。
ロック=反権力という正しい図式を実に正しく映像化しています。