デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

スカーフェイス

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男が胸に刻まなければならない名前は3つしかありません。

ひとつはタイラー・ダーデンファイトクラブ)、ひとつはトラビス・ビックルタクシードライバー)、そしてもうひとつがトニー・モンタナです。

 


キューバからアメリカに渡った青年トニー・モンタナ(アル・パチーノ)がコカイン業界の頂点へ。

難民船がニューヨークにやってくるニュースフィルムをジョルジオ・モロダーのテーマ曲に乗せて巧みに編集したオープニングでまずガツン!

ゴッドファーザーPart2もそうですが、どうして船から見上げるアメリカ(国旗だったり自由の女神だったり))ってかくも絵になるのでしょう。

ボスを殺してシマ奪って女手に入れて見上げる夜空に浮かぶ飛行船の横っ腹に並んだ文字が「The World Is Yours」。流れるトニーのテーマ曲。最高です!

後半はやや蛇足かなとも思いますがクライマックス大銃撃戦で全部帳消し。

『まだ生きてるぞ!俺を殺せるとでも思ったか?俺はトニー・モンタナだ!』

因みに脚本書いたのは自身もコカインにずっ嵌っていたオリバー・ストーンです。