デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

【仕掛ける師匠×挑む弟子】ジャガーノート【究極の選択】

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か・・・。

どれだけパクられたか分からない究極の選択。

そのオリジナルがこれ。

ジャガーノート(1974年/リチャード・レスター監督)

ちょいと老いぼれた豪華客船ブリタニック号。

その船内に仕掛けられた6つの爆弾。

犯人は「ジャガーノート」と名乗る謎の男。

ファロン中佐(リチャード・ハリス)率いる海軍特殊部隊が嵐の中ブリタニックへ。

爆弾解体の最終工程が赤と青2本のコード。

1本は絶縁体、そしてもう1本は起爆装置へ直結。正に究極の選択。

古畑任三郎「赤か、青か」やOVA版パトレイバー「ロング・ショット」でトレスされ、「交渉人・真下正義」では「ジャガーノートって映画知ってるか?」という開き直った引用がされておりました。


赤か青かではないですが、かつての師匠と弟子の心理戦という意味で正しいオマージュを捧げていたのが、OVA版パトレイバー「二課の一番長い日」ではないかと思います。


決起した自衛隊が占拠した二隻のフェリー。双方の舳先には魚雷管のような筒状の台が。一方はそれらしく細工したダミー、もう一方は本物の巡航ミサイル発射台。

決起部隊のリーダー甲斐とレイバー隊隊長後藤は大学時代の先輩後輩。

どちらが本物か。甲斐乗船のサフラワーか、併走するもう一隻か。

余談ですが、この映画の最後の甲斐の台詞

『2人から始めてここまで準備するのに20年。生きてりゃもう一回くらいやれるさ』

は、私の心を支える箴言のひとつです。

おっと「ジャガーノート」でした(笑)。この映画ほとんどのシーンをロケ(つまり実際の船)で撮影しております。CGなんて便利で実の無い道具はこの時代にはありませんので爆発も本物(このシーンのタメの無さがまた素敵)。70年代の映画はホント、味(深さ×奥行き×志の高さ)があります。

「♪ファ~ロンはチャンピオン」