デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

極道戦国志 不動

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テレビで谷原章介くんを見ました。が、すっかり腑抜けたつるつるの好青年に…。

うわあ、つまんねー男になっちまったなあ谷原。これ観て昔思い出せ。

「極道戦国志 不動」(1996年/三池崇史監督)

成人指定です。どこを直せばいいという問題ではなく、存在自体が公序良俗に反するとみなされた曰くつきの作品。

舞台は九州。不動力(谷原くん)は高校生にして九州仁王会不動組の若頭。彼には兄がいましたが、大阪のドン(ロン毛の竹内力)との抗争終結のため、父に指詰めならぬ首詰めの刑にされていました。

谷原くんは異能集団を従え、兄の復讐と九州制圧、そして大阪侵出を図ります。

人ひとり殺すのにそんなに弾使わんだろ!ってくらい降り注ぐ薬莢、全身から洪水の如く血を噴き出すやくざ、生首サッカー、ま○こ吹き矢、ふたなりレズ、硫酸シャワー、小学生ヒットマン(&小学生生ゴミ)・・・そして幾度となくナルシスティックな裸体を晒す谷原くん・・・素晴らしい!

キムチ齧りながらハイキックをかます韓国特殊部隊出身の殺し屋(谷原くんの腹違いの兄)を演じている新妻聡(キックボクシング元日本ライト級チャンピオン)もかっちょいいぞ。

鏡という超アナログな装置を使って双子を演じたシーザー武志には努力賞を。


谷原くーん、そんなぬるま湯に浸かってないで、昔のビッとした男に戻ってくれー!