
売ってる店探すのに苦労しちゃいました。
「ショック!残酷!切株映画の世界」(洋泉社)
こんな素晴らしい本を置いていない店があるなんて、日本の文化レベルもまだまだですねえ。
切株映画とは何かと言うと「人体が破壊もしくは切断されるシーンを含む映画」を指します。で、一般的な評価はさておき、素晴らしい切株シーンがある映画=素晴らしい映画、と看做す人たちを「切株派」と呼びます。
この本にはそんな切株映画の魅力が満載されております(すげーボリューム)。
「オーメン」「スキャナーズ」「ヘルレイザー」「ゴースト・オブ・マーズ」などいくらでも思い浮かびますが、そのスケールのデカさと馬鹿馬鹿しさに於いて他の追随を許さないのがこれ。
「カリギュラ」(1980年/ティント・ブラス監督)
ペントハウス総帥、ボブ・グッチョーネ(素晴らしすぎる名前!)製作総指揮の歴史大作。名優集めて大金つぎこみましたが、出来上がったのはB級ハードコアポルノ(笑)でした。
問題のシーンは疑心暗鬼に駆られて周りを信用できなった皇帝カリギュラが、気に入らない奴らをまとめて処刑するところ。
首だけ出して地中に埋められた人たちを、巨大なカマを回転させる芝刈り機の親玉みたいな装置がすっぱすっぱ。
「モンティパイソン」のアニメじゃあるまいし、第一その芝刈り(首刈り?)機作るのにどんだけ手間かかると思ってんだよ。
親殺しと近親相姦と乱交&切株絵巻の164分(長い!長すぎる!)。グッチョーネの心意気をご堪能ぐさい。