デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

合衆国最後の日

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ちょっとタイミングがずれてしまいましたが、今年3月、リチャード・ウィドマークが死んじまいました。96歳。大往生ですね。数多ある出演作から1本選ぶとすればこれ。

合衆国最後の日

(1977年/ロバート・アルドリッチ監督)


時は1981年、ベトナム戦争に関する機密文書を公開しようとした為に濡れ衣を着せられ投獄された元空軍大佐デル(バート・ランカスター)が僅か3人の仲間と共に、モンタナ州のタイタン・ミサイル基地を制圧します。

デルが政府に突きつけた要求はふたつ。仲間のための逃走資金と闇に葬られた国家機密文書の公開。

金の受け渡し人にデルが指定したのは、なんと合衆国大統領(チャルズ・ダーニング)。

そうはさせじと立ち塞がるのが、デルを冤罪に追い込んだ張本人、マッケンジー将軍(リチャード・ウィドマーク)。

ここまででお分かりの通り、篠原涼子主演の劇場版「アンフェア」は、この映画の丸パクリです(シニカルなオチまで一緒。いい加減、自分の頭で脚本書けよ)。

少しばかり展開が大味ですが、それも70年代の「味わい」って事で。