デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン

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地図やカレンダーの制約を受ける「ハロウィン」と違い、こっちはパズル・ボックス(ル・マルシャンの箱)さえあれば、時空を越える事ができるという強みがあります。

ヘルレイザー/ワールド・オブ・ペイン」(2005年/リック・ボーダ監督)


死者を蘇生させる謎の儀式DEADERの真相を探るアングラ新聞記者のお話。

舞台はルーマニア。同じ2005年に作られた「ホステル」はスロバキア。東欧・中欧は「そんな雰囲気」を醸し出している、という事でしょうか。

このシリーズは、最後にピンヘッドら魔道士(セノバイト)が登場して愚かな人間引き裂けば「お約束コンプリート」なので、作り手にとっては自由度の高い題材と言えます。

「ゲート・オブ・インフェルノ」は主役が華の無いおっさんでしたが、今回は(若くはないが)女性(カリ・ウーラー)。やっぱホラーの主役は女に限ります(男の悲鳴なんか聞きたくないっしょ)。

因みにカリ・ウーラーさん、本作以前は「スパイダー・パニック!」「アナコンダ」「スティーヴン・キング/痩せゆく男」とかに出ていて、本作後は「シャークネード/カテゴリー2」とかに出ています。

香ばしいキャリアです。


★ご参考【カリ・ウーラーさんに触れてないものも混じってますが…】