デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

柏原芳恵伝説 レディハンター/殺しのプレリュード

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駅で一杯のかけそばを啜っていたら有線から柏原芳恵の「春なのに」が。

柏原芳恵と言えば、アイドル時代の「空港バイブ所持発覚時件」が半ば都市伝説と化している、やんごとなき御方もぞっこんだったフェロモン女。今回は、この柏原芳恵が主演したアクション映画(正確にはビデオ映画)をご紹介。

「レディハンター 殺しのプレリュード」

(1991年/三池崇史監督)


三池監督の実質デビュー作です。芳恵の役柄は、ひょんなことから何者かに狙われている子供をグロリアチックに守るハメになった元陸上自衛官

いかにもVシネ・バブルな設定ですが、監督が監督ですから一筋縄ではいきません。

アパートにセットされているブービートラップを次々起動させて反撃を開始する最初の攻防はなかなかスリリング。

看護婦を襲って白衣を奪うというシーンでは、何故かその看護婦を包帯を使って念入りに猿轡&亀甲縛り。物語が進行しても、この看護婦の緊縛喘ぎ姿はカットバックで何度も挿入されます(素晴らしい!)。

元カレはそんな必要ないのに片足もがれてるし(「殺し屋1」に通じる人体破壊の萌芽!)。

予定調和と思わせてラストでお話を御破算にしちゃう三池節もこの時既に健在。DVD化を強く希望します。