デストピア経典~曼荼羅畑でつかまえて(三代目)

B級カルトな特殊映画、ホラーにアニメに格闘技、酒にメタルにフィギュアに銃。日頃世間ではあまり顧みられる事のないあれやこれやを過剰なる偏愛を以てご紹介いたします。

は、鼻水が止まらねえ! ワンピース THE MOVIE エピソード・オブ・チョッパー+冬に咲く、奇跡の桜

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「全く・・いい人生だった!」

涙腺決壊しました。

「ワンピース THE MOVIE エピソード・オブ・チョッパー+冬に咲く、奇跡の桜」(2008年/志水淳児監督)

決して春の来ない冬の島「ドラム王国」。赤鼻でなく青鼻だったために群を追われ、ヒトヒトの実を食べて半人半獣となって人間からも銃を向けられるトナカイ。

このトナカイに「チョッパー」という名を与え、息子として扱った男、Dr.ヒルルク。

「不可能をものともしない信念の象徴」として海賊と同じドクロの旗を掲げ、病んだ国を医学で救ってみせる、と豪語するヒルルクはしかし、不治の病に冒されていた。

ヒルルクを助けるために医者になる事を決意するチョッパーにDr.くれはは言う、

「やさしさだけじゃ、人は救えないんだ!」と。

そして、ヒルルクの旗が国王の砲弾を浴びた時のルフィの叫び。

「これが誰の海賊旗かは知らねえけど、これは命を誓う旗だから、飾りなんかで立ってる訳じゃねえんだぞ!お前なんかがヘラヘラ笑ってへし折っていい旗じゃねえんだぞ!」

もうとにかく全編泣き(と笑い)のツボを突きまくった卑怯極まりないシナリオです。

声優のひとりが言ってました。「この脚本でもしお客さんが泣かなかったら、それは声優の責任だ」と。

ほんんど勢いで買ったDVDですが、いい買い物でした。まだ鼻水が止まんねえ。